スピヴァック多変数の解析学―古典理論への現代的アプローチ (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 164p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784489020049
  • NDC分類 413.58
  • Cコード C3041

内容説明

この小さな本は多変数解析学の教科書であるが、とくに、概念や方法が微妙で、初等的な段階では厳密にやりぬくことの難かしい部分に主眼をおいた。本書で採用した方法は、高級な数学の現代的方法を初等的に書きなおしたものである。ストークスの諸定理がどれも証明はやさしく、定義や定式化が難かしいというのにはもっともな理由がある。この定理の発展史が示すように、一見たくさんの難かしい結果と見えるものは、実はたったひとつの単純な原理だったのである。いろいろな定理の証明は、実はこの仮面を剥ぐ作業にすぎない。この1冊をじっくり読み通すことで、大学教養の微分積分・線型代数に続く新しい数学のスタイルが堪能できる名著。

目次

第1章 ユークリッド空間の上の関数(ノルムと内積;ユークリッド空間の部分集合 ほか)
第2章 微分(基礎概念;基礎的な諸定理 ほか)
第3章 積分(基礎概念;測度ゼロと容量ゼロ ほか)
第4章 鎖体上の積分(代数的準備;ベクトル場と微分形式 ほか)
第5章 多様体上の積分(多様体;多様体上のベクトル場と微分形式 ほか)

著者等紹介

スピヴァック,M.[スピヴァック,M.][Spivak,Michael]
プリンストン大学Ph.D、専門は微分幾何学。“Calculus”などの教科書を多数執筆。また、TeXマクロパッケージAMS‐TeXの制作者でもあり、数学書を刊行するPublish or Perish Inc.を設立した

齋藤正彦[サイトウマサヒコ]
1931年東京生まれ。理学博士、東京大学名誉教授。2006年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。