内容説明
しばらく前に、文系大学生の半数程度は分数の計算ができなかったと新聞が伝えました。しかし最近は、理系大学生についても同様な調査が行われ、誤答が3割を越すといわれます。このような事態に鑑みて、現場の先生と大学の先生とで「数学基礎学力研究会」をつくり、いろいろな問題点や解決法について、会合をもって議論してきました。本書は、これらの成果のひとつの試みとして“だれにでもわかって楽しくなる数学”を目標に編集したものです。この目標を達成するために教科書の理解に的をしぼって解説し、教科書の内容を精選し、学習の単純化を図りました。また、第2版を機に内容を新たに、実生活に関係深い確率を入れました。
目次
第1章 数と式
第2章 方程式と関数
第3章 数列
第4章 確率
第5章 三角比
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- 和書
- 川あかり 文春文庫