内容説明
天才数学者とされるガウスも、その研究は素朴なアイディアから出発していることが多い。だれでも思いつきそうなふとしたアイディアが、広大なビジョンにまで成長していくようすは、数学が決してむずかしいものではなく、親しみやすいものであることを教えてくれる。
目次
1 子供の頃のガウス
2 はじめての「発見」―素数の分布についての予想
3 正17角形の作図
4 『数学日記』と「秘密主義」
5 存在定理と「厳密主義」―代数学の基本定理
6 『整数論考究』
7 天文学
8 測定誤差と確率論
9 測地学
10 曲面論
11 非ユークリッド幾何学
12 電磁気学とトポロジー
13 関数論