内容説明
家族システム論から生まれたジェノグラム（家族の構造を表す地図としての家系図）の解釈と、臨床の場での応用の仕方について、フロイト、ルーズベルト、ケネディ、フォンダ家ほか…有名人一家の家系図を使って紹介する。
目次
１ なぜ今ジェノグラムか
２ ジェノグラムの作り方
３ ジェノグラムの解釈
４ ジェノグラムを治療に用いる
５ ジェノグラムは今後どうあるべきか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoiro
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ジェノグラムについて書かれてある本はそんなに豊富ではない気がする。これは古い本で、これの改訂版が出ているはず。ジェノグラム自体は過去を辿るものであり、推測だったりするのだが、家系・家族のパターンを辿るには有用。また、問題視される人物にだけでなく、家族をシステムとしてとらえ問題の要因を探っていくもの。しかも、図式化されるので一目瞭然。ジェノグラムの手始めにはとても参考になる本。後半頁の訳注等も参考になる。しかし、現代のジェノグラムの知識と併せ持ったほうがいい。2013/05/08
