出版社内容情報
アンティーク屋「フラココ屋」。この二階に間借りする「僕」の、淡々と続いていく日常に差し挟まれる、ささやかな陰りときらめきを切り取った連作短編集。第1回大江健三郎賞受賞作を新たな装いでお届けいたします
【目次】
内容説明
アンティーク屋「フラココ屋」には少し変わった人たちが集まってくる。何を買うでもなくお店に来ては時々差し入れをくれる瑞枝さん。何かと厳しい大家さんと、その家の娘で双子のように似ている朝子さんと夕子ちゃん。店長はなぜか僕が二階に居るのを受け入れてくれている。止まり木のようなこの店を中心とした日常に差し挟まれる、ささやかな陰りの中にあるきらめきを描いた連作集。
著者等紹介
長嶋有[ナガシマユウ]
1972年埼玉県生まれ。東洋大学第2部文学部国文学科卒業。2001年「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。02年「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、07年『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞、16年『三の隣は五号室』で第52回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎや
6
再文庫化に際して再読。どんなものでも、ゆるやかに、けれど確実に変わってゆく。2026/06/03
ふみえ
4
よく分からなかった。けれども、夢中になり乗り過ごすところだった。2026/06/22
taro
3
創元文芸文庫で再文庫化。題名の夕子ちゃんは主人公ではありません。アンティークショップ「フラココ屋」の二階に住む主人公が、周りの人との他愛のない交流の中にかけがえのない想いを積み上げていく物語。エンタメ小説ではないこの手の話はレビュー書くのに難儀しますが、それでも書きたいと思わせるくらいの味わい深さあり。堀江敏幸先生の作風をもう少し軽くしたイメージかなと。他作品も読んでみたい。2026/06/20
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