内容説明
狩猟に反対し、銃など手にしたこともない息子が、雪深い森のなかで死体で発見された。大学教授の父親は、狩猟事故と断定した狩猟監督官の判断に疑問を抱き、みずから犯人捜査に向かう。だが、まず犯人は見つからないだろうと説明を受け、逆上した。そして犯人に対する怒りがハンターそのものに対する怒りへと膨れ上がった彼は盗んだライフルでハンターたちを片っぱしから射殺し始めたのだ。冬山を舞台に繰り広げられる決死の追跡劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
7
雪山で息子が撃たれて死んでいたと知らされた大学教授のポールは、加害者不明のまま狩猟事故として軽視されたことに不満を募らせ、犯人への憎しみをハンターへの怒りに変えて、無差別にハンターを射殺しはじめる。ポールの存在に気づいた老猟師のラックスは、彼の犯行を阻止しようと、雪山深くに逃げるポールを追跡する。吹雪にも雪崩にも猛獣にも襲われることなく、遠くから1回だけ撃ちあっただけでひたすら続く追跡はなんとも退屈で、「冬山を舞台に繰り広げられる決死の追跡劇!」って紹介文に裏切られた気分だなぁ。 (★★★☆☆)2021/12/12
Tetchy
1
文庫裏の紹介文に惹かれて読んでみたけど・・・、なんか期待していたのと違うんだけど。もっとこう、アクションシーンはないのかなぁ。2008/12/05