内容説明
男は一枚の記念写真を挑めていた。学生時代、友人グループのメンバー全員で撮ったものだ。ふと男は妙なことに気づいた。なかの一人の姿が薄れかけ、背後の壁が透けて見えるのだ。しかも、それは自分ではないか。と、そのとき、目の前にあるテレビの画面から蛇に似た無数のなにかが這い出し、男をずたずたに引き裂いてしまった。やがて、残ったメンバーたちも次々と化けものに襲われ―。恐怖シーンの連続、化けもの満載のローズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
53
【日本の夏は、やっぱり怪談2023年】〈其の二・洋編〉参加中です。積読本消化月間。久々にモダンホラーを読みました。80〜90年代のホラーって、良い意味でなんでもありで面白い。このスペクターは初っ端から最後までぶっ飛ばし続けます。人形に襲われたり、電波にのっかってエクトプラズムが暴れたり、死んだ人間が蘇ったり、金持ちの悪魔?邪神?崇拝だったり。規模が大きいようで小さいのもまた味わい深い(笑)。最近ではもうこういうホラーはやはり流行らないのでしょうか。モダンホラーでワクワクしてた時代が恋しかったりします。2023/08/05
ぽんぽこ
3
古きよき古典ホラーでした。エクトプラズムから霧、霊媒師にゾンビと内容も盛りだくさんでお得です。これ映画だったらさぞかし怖かったでしょうが、小説ゆえ怖さがマイルドめ。2019/07/20
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