創元ノヴェルズ<br> 12月の扉〈上〉

創元ノヴェルズ
12月の扉〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488800062
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

少女メラニーは、雨に濡れる街角を全裸でさまよっていた。少し離れたとある家の実験室には、全身を叩きつぶされた父親の死体が横たわっている。報せを受けてローラは震えた。夫が娘を連れて姿を消してから6年の月日が流れていた。そして再会。だが娘の心は虚ろで口もきけず、ローラのこともわからない。夫は娘を実験台に何かしていたらしい…。その夜、独りぼっちの病室で少女は突然口を開いた。「扉が、12月への扉が…だめえ!」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さといも

20
キングと同じくらい好きな作家さん。夫が娘を連れて行方不明に。6年の歳月が流れ夫がぐちゃぐちゃに撲殺死体で発見、他に死体が2体。娘は精神的虐待のような実験をされて精神を壊された状態で発見。夫は何の為に娘を実験台にしたのか?なぜ殺されたのか。次々に同じように撲殺事件が起きる。そして娘を引き取った母親にも不気味な出来事が続き…。何となく先が想像できなくもないのだけど。そうじゃないと良いと思いながら下巻に行きます。2018/01/08

bluemint

9
横なぐりの雨が降る深夜、パトカーに乗せられ主人公は事件現場に連れて行かれる。6年前に夫に連れてゆかれたままの娘が見つかったのか?しかし、担当の警部補は思いがけないことを言う。「変なものが見つかったのです。とても変なものが!」魅力的な導入だ。ちょっと味見のつもりが一気にのめり込んでしまった。クーンツはいつも前半がとても怖く、正体が明らかになる後半からは活劇調になるが、今回はどうだろうか?2021/12/24

はんみみ

8
なんで先月中に読まなかったか自問しつつ読む。刑事の減らず口っぷりが好みだわ。ハラハラしつつ下巻へ2015/01/09

白のヒメ

8
心理学者の夫婦の娘を、夫が連れ失踪した。主人公である母親は必死で探すものの、見つからず6年が経つ。そして、夫を始め著名な心理学者三人が変死体で発見される。まるで雑巾を絞ったような有り得ない撲殺体。そして6年行方不明だった娘は、全裸で呆然と道を歩いているところを保護される。どうやらエリート心理学者である父親に人体実験という虐待をずっと受けていたらしい・・・。クーンツらしい息をつかせないストーリー展開。捜査をする刑事の葛藤、心理学者である母親の葛藤、そして「あれが来る」のメッセージ。ドキドキしながら下巻へ。2013/05/30

ぎんた

6
病的な強迫観念に囚われた父親が幼い娘を誘拐、感覚遮断機などを使い、監禁していたが、惨殺死体となって発見される。『アレ』が何なのか、事件の全貌が分からないまま終了。ハラハラするし、すごく気になるんだけど、まさかの超能力系じゃないよね…と祈りつつ次巻へ。2015/02/03

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