創元SF文庫<br> 感応グラン=ギニョル

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創元SF文庫
感応グラン=ギニョル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488799014
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

わたしの躰は、わたしのモノだ。
躰の痛みもわたしのモノだ。
創元SF短編賞出身の
鬼才のデビュー作品集ついに文庫化

昭和初期、浅草六区の片隅の芝居小屋。ここでは夜ごと、少女たちによる残酷劇が演じられていた。ある日、完璧な美貌を持つ新入りがやってくる。本来、ここにそんな少女は存在してはいけないはずなのに。彼女の秘密が明らかになるとき、〈復讐〉が始まる。退廃と奇想、呪縛と変容。唯一無二の世界を築き上げる創元SF短編賞出身の鬼才、空木春宵のデビュー作品集がついに文庫化! 解説=橋本輝幸

■収録作品
「感応グラン=ギニョル」
「地獄を縫い取る」
「メタモルフォシスの龍」
「徒花物語」
「Rampo Sicks」

内容説明

昭和初期、浅草六区の片隅の芝居小屋。ここでは夜ごと、少女たちによる残酷劇が演じられていた。ある日、完璧な美貌を持つ新入りがやってくる。本来、ここにそんな少女は存在してはいけないはずなのに。彼女の秘密が明らかになるとき、“復讐”が始まる。退廃と奇想、呪縛と変容。唯一無二の世界を築き上げる創元SF短編賞出身の鬼才、空木春宵のデビュー作品集がついに文庫化!

著者等紹介

空木春宵[ウツギシュンショウ]
1984年静岡県生まれ。駒澤大学文学部国文学科卒。2011年、平安朝を舞台にした言語SF「繭の見る夢」が第2回創元SF短編賞の佳作に選出される。21年、初の単著『感応グラン=ギニョル』を刊行。同書で『SFが読みたい!2022年版』の「ベストSF2021 国内篇」第3位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Shun

27
著者単独の作品を読むのは初。幻想怪奇の独創的な世界を描く空木春宵の5作品を収録。表題作は昭和の日本を舞台に、ある個性的な芝居小屋で夜な夜な演じられる怖ろしくも官能的な見世物を主題とした怪奇小説。その他に近未来でAIを利用し犯罪抑制という名目で作られた人格を相手に、人間の仄暗い欲望が浮き彫りになる「地獄を縫い取る」という作品では、地獄大夫をテーマとしたフィクションや谷崎の「刺青」といったモチーフを取り込み独特なSF作品が出来上がっている。残酷や頽廃といった感性が持ち味の作品集で怖いもの見たさに読みたくなる。2025/01/09

塩崎ツトム

21
原始、女性は「ヒト」であった。今、女性は「モノ」である。そんな書き出しで始まりそうな物語が並ぶ。変身物語の中、男――男神は動物に変身した生娘を拐す、あるいは人外の存在が動物に変身するが、女性の変身は呪いのようなものである。世界はなぜ女性を呪い続けるのか?今でも呪いをかけられた女性のうめきが世界に満ちている。それは祈りで救済できるのか?2025/03/07

たかあき

6
ジャケとタイトルで買った初めて読む作家。 と思ったら人間椅子のアンソロジー?で読んでいたみたい。タイトルは「感応グラン=ギニョル」グランギニョルというと何十年前に聴いて未だに記憶に残るALI PROJECTの「月蝕グランギニョル」同時期の「未来のイブ」と並べてWizardryの亜種BUSINをやりながら聴き込んだなあという懐かしい記憶とそれ同様の退廃&耽美、残酷な雰囲気を期待して読んでみたら、思った以上にというかALI PROJECTの世界観そのものといった作品世界。なかなかに当たりも短編故かオチが弱い。2025/05/04

gawa

6
表題作から幻想的な文章で作られた世界観にぐっと引き込まれた。美しくも残酷な少女たちの関係性に、時代を超えた力強い生を感じる。近い将来に起こりそうなバーチャルな官能をめぐる「地獄を縫い取る」がお気に入り。ただ、似たような趣向、主題、構成の作品が繰り返され、本書を通して読むとややお腹いっぱい感はある。先行作品を意識させる設定の作品も多く、解説が次なる読書の入り口にもなった。「Rampo Sicks」は、テッド・チャンの「顔の美醜について」や、アニメ「PSYCHO-PASS」を連想。2025/03/18

まめ

6
異形コレクションで出会った作家さん。こんなに耽美でグロテスクで幻想的なSF作品に出会えて本当に良かった。絶妙なバランスで唯一無二の世界観を作り上げている。他の作品も読まないと。2025/01/11

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