創元SF文庫<br> わたしたちの怪獣

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創元SF文庫
わたしたちの怪獣

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488797027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「彼は、キングや村上春樹に感染して
産まれた小説界のデル・トロだ。」――小島秀夫(ゲームクリエイター)
「ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン+1」より

第55回星雲賞日本短編部門受賞作収録
『このホラーがすごい!2024年版』ランクイン

運転免許証を取得したつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したという前代未聞のニュースが流れている。つかさは妹を守るため、東京へ父の死体を棄てに行くことを思いつく。短編として史上初めて日本SF大賞の候補作となり、第55回星雲賞を受賞した表題作など全四編。日常のなかに立ちあらわれる非日常の世界の恐怖と希望を描く傑作短編集。著者あとがき=久永実木彦

■収録作品
「わたしたちの怪獣」
妹が父を殺した。姉は怪獣が出現し壊滅状態となった東京に、父の死体を棄てに行く。第55回星雲賞日本短編部門受賞作

「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」
時を遡って犯罪や災害を防ぐことができるようになった未来。動画投稿サイトにアップされた、起きるはずのない事件の映像の正体とは

「夜の安らぎ」
家にも学校にも居場所を見つけられない孤独な少女と、ある日街に現れた美貌の吸血鬼の邂逅

「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」
伝説的な〝Z級〟映画の上映会中、街にゾンビが出現。映画館に籠城した観客たちの運命は

内容説明

運転免許証を取得したつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したという前代未聞のニュースが流れている。つかさは妹を守るため、東京へ父の死体を棄てに行くことを思いつく。短編として史上初めて日本SF大賞の候補作となり、第55回星雲賞を受賞した表題作など全四編。日常のなかに立ちあらわれる非日常の世界の恐怖と希望を描く傑作短編集。

著者等紹介

久永実木彦[ヒサナガミキヒコ]
東京都出身。2017年、「七十四秒の旋律と孤独」で第8回創元SF短編賞を受賞。同作を表題作とした初作品集が日本SF大賞の候補となる。22年に発表した短編「わたしたちの怪獣」が短編として史上初めて日本SF大賞の候補となり、24年、第55回星雲賞日本短編部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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読書好きのハシビロコウ

26
妹が殺してしまった父親の遺体を、突如出現した怪獣の襲撃に乗じて処理しようとする表題作をはじめ、B級映画的モチーフを背景に、日常の中で生きづらさを抱える登場人物たちが、一筋の希望を見つける短編集。非日常を抱えながら、もがきそれでも前を向こうとする姿勢は、少し前に読んだ村上春樹の「神の子供たちはみな踊る」を思い出します。一番好きなのは、「アタック・オブ・ザ・キラートマトを観ながら」。危機的な状況だからこそ、笑い合える仲間やくだらなさが必要だよねという、人間ならではの向き合い方が心を打ちます。2025/06/20

塩崎ツトム

17
意思があるのかないのかわからない、集合的無意識というか、そういうイド的な存在がゾンビや怪獣なのかもしれない。自然災害について人間の畏怖や神格化が遠くなったとき、もはや人々を恐れおののかせ、どこかに来世というものを信じさせてくれるものはそういう空想のモンスターだけなのかもしれない。ああ、だれかこの東武東上線沿線から、わたしをカタストロフの向こう側へと連れて行ってくれ!2025/09/03

にゃんこ

13
掘り出し物!SF短編集。『キラートマト』のラストは、作中でも出てきた『1Q84』(村上春樹)へのオマージュなのかなと思いました。こんなこと言ったらビックリされてしまうと思うけど、本家よりこちらの方が好み(笑)2025/09/06

yupaki

7
怪獣騒動に紛れてお父さんの死体を捨てよう。時間を遡って事故を防ぐと共にやること。子供の時から血が好きだった吸血鬼になりたい少女。やらかした後に見るZ級映画とゾンビな世界。ファンタジーの中で深層心理を問う短編四作集。【感想】ただわくわくするだけのファンタジーではなくてどこかしら心を魅せてくる感じが良い。ゾンビの話が一番好き、次に吸血鬼かな。2025/05/07

ソラ

7
【読了】C 初読みの作家さんだったが表題作をはじめ良作揃い。夜の安らぎは特に好き。2025/03/30

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