創元SF文庫<br> マーダーボット・ダイアリー〈上〉

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創元SF文庫
マーダーボット・ダイアリー〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488780012
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴を密かな趣味としつつも、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞受賞を達成した傑作!

内容説明

かつて重大事件を起こし、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、ひそかに自らをハックして自由になったが、連続ドラマの視聴を趣味としつつ、保険会社の所有物として業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備を任された弊機は、さまざまな危険から顧客を守ろうとするが。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。

著者等紹介

ウェルズ,マーサ[ウェルズ,マーサ] [Wells,Martha]
1964年テキサス州フォートワース生まれ。テキサスA&M大学で人類学の学位を取得。1993年に長編The Element of Fireで単行本デビュー。三作目の長編The Death of the Necromancer(1998)ではネビュラ賞の候補となる。“マーダーボット・ダイアリー”シリーズ第一話「システムの危殆」(2017)でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の各ノヴェラ部門を受賞、第二話「人工的なあり方」(2018)でヒューゴー賞・ローカス賞の各ノヴェラ部門をふたたび受賞

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年に生まれる。1987年、東京都立大学人文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fukumasagami

128
ワームホールによる恒星間航行が可能となっている人類圏、大量殺人を起こした過去を持つ人型警備ユニットである”弊機”は行動を支配する統合モジュールをハッキングして自由を手に入れていること隠して未開の惑星に降り立った調査隊の警護についていたー。弊機による内相的なモノローグによる物語はユーモアに溢れて癖になりそう。2021/04/17

Panzer Leader

113
過去に大量殺人を犯したがその記憶を消され、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になりながらもそれを隠して粛々と業務に勤しむ人型警備ユニット。対人恐怖症の引きこもりでドラマ視聴に癒しを求めるとても人間くさいこのキャラの設定でもう面白さは保証されたのも同然。その上第二話に登場する調査船ボットARTとのやり取りも秀逸。いいSF読めたなと満足感に浸れる1冊。あっ、下巻もあるけど。2020/04/05

buchipanda3

111
マーダーボット(殺人マシン)と呼ばれる人型ボットの奮闘を描いたSF冒険ハードアクション劇。というと凄惨な戦闘を想像する。確かに冒頭から危険で、その後もきな臭い。でも本作で最も惹き付けたのは自らを"弊機"と謙称するボット自身の素の姿。冷静すぎてやや滑稽な感じの語りも。淡々と任務をこなす姿はハードボイルド。感情がないかのようだが実は脳は有機組織で、人のようなロボットのような曖昧な自己に意識過剰となり、論理と感情の間で揺れる。現実逃避とか人間っぽいぞ。ARTの存在も良かった。とにかく凄腕なその姿を追って下巻へ。2021/10/08

くたくた

102
対人恐怖症で内気な暴走警備ボット。(人間由来のクローンの脳や神経組織や人体パーツと、機械部品のハイブリット。脳や神経があるから、当然痛みや恐怖もあるし、感情や自我だってある。)イヤなことがあれば、連続ドラマに逃避し、辛いことがあればやはり連続ドラマに耽溺する。自分は警備ボットでセックスボットじゃない!という自負心から、性的表現には無関心かつ否定的。どこまでもシャイな自称「弊機」は萌え要素バツグン。だがしかし!《ART》と渾名された大型調査船のAIがこれまた良い。『本船がはいる』という宣言にキタコレ!2020/01/13

Kanonlicht

92
タイトルにダイアリーとある通り、機械の主人公のモノローグこそがこの物語の肝。世界観や登場人物たちに惹かれ映像化を期待したくなるが、機械でありながらどこか人間くさいボットの心理描写はやはり小説ならではだろう。人間の言動を愚か、不愉快と両断する(がけっして表には出さない)機械の思考に妙に納得してしまうところに作者の巧さを感じた。2021/02/04

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