創元SF文庫
迷宮の天使〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488766016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

自殺した少女が残した言葉「ヌミナス」――それは神経科学者だったライダが10年前に開発し、永久に葬ったはずの新薬の名。脳を物理的に再編するその薬は、過剰摂取した者にとっての自我と現実を決定的に書き換えてしまう……。自らも過剰摂取の犠牲となっていたライダは、事件の裏の真実を求めて元同僚の足跡を追う。イーガン、チャン、ワッツに続く新世代の気鋭が、最新の知見を駆使して脳と意識の謎に迫る傑作脳科学SF!

ダリル・グレゴリイ[ダリル・グレゴリイ]

小野田和子[オノダカズコ]

内容説明

“自分”という意識や自由意志が幻想でしかないことが証明された近未来。神経科学者ライダが十年前に開発に携わった新薬「ヌミナス」―ニューロンを再成長させ、脳を物理的に再編するこの薬は、摂取者にとっての自我と現実を決定的に書き換える。葬ったはずのその薬がなぜか、再び流通しはじめているという…。最先端の知見を駆使して精神と心の謎に迫る、新世代の脳科学SF。

著者等紹介

グレゴリイ,ダリル[グレゴリイ,ダリル] [Gregory,Daryl]
1965年シカゴ生まれのSF/ファンタジイ作家。1988年にクラリオン・ワークショップを卒業後、1990年に作家デビュー。以来英語教師、プログラマーなどを兼業しつつ、2004年ごろから精力的に短編を発表するようになる。初長編Pandemonium(2008)は世界幻想文学大賞、ミソピーイク賞、シャーリイ・ジャクスン賞の候補作になり、著者初のファンタジイ長編を対象としたクロフォード賞を受賞した。『迷宮の天使』(Afterparty,2014)は著者4作目の長編であり、NPR年間ベスト小説、カーカス・レビュー誌年間ベストSF/ファンタジイに選出されるなど、ジャンル内外で高く評価されている

小野田和子[オノダカズコ]
1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshimi

24
イメージとはちょっと違う内容だけど、読みやすくてサクサク。下巻の展開次第かな。感想は下巻で。2017/05/04

月世界旅行したい

13
個人的にかなり好みの内容。純粋なSFを求めてる人には合わないかも、スリップストリームより。2017/03/18

SINKEN

7
【総評】★★☆☆☆【感想】それほどページ数無い割りに、読むのに時間かかった。宗教やらドラッグにまつわるお話がメイン。最初、世界観掴むのに慣れが必要だったかな。読み進めていくと主人公の内面とかが段々はっきりしてくるんだけど、それでも最後まで輪郭がぼやけてる感じがするなぁ。思ったほどSFしていないのもちょっとマイナス点。上巻の終盤に向けて若干盛り上がってきたので下巻に期待してみます。2019/01/08

rosetta

6
★★★☆☆かつて自分達で造り上げ封印したドラッグが出回っている。その事を知った主人公は出処を探して動き回る。街のドラッグを支配する人物や謎の新興宗教。上巻ではまだ話が進まなく謎は深まるばかり。下巻に期待。2017/05/03

set-you

6
”最新の知見を駆使して脳と意識の謎に迫る傑作脳科学SF!”ではない。こういう本質をはずし、捉え損ねている宣伝文句は誰も幸せにならないと思うので、やめてほしい。スリップストリーム風の造りで、かつ、幻覚であったり、精神が尋常ならざると言うキャラクターが入り乱れたり、ただでさえ海外小説は下敷きにしている世界観に馴染みが無い事が多いうえに、そう言った要素で一層混乱させられる。2017/04/02

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