出版社内容情報
異星種族〈やつら〉の本拠地シリウス星系に潜入した元特殊部隊員ジェイコブたちは、激闘の末ついに彼らとのコンタクトに成功した。星間大戦の裏にいた秘密組織”カバル”の存在も暴露されたが、異星種族の科学技術を入手していたカバルは最新鋭宇宙艦隊と4つのコロニー星系を手中に収め、反撃を開始する。彼らの野望を阻止すべく、ジェイコブは新政府に戦場復帰を求められるが……。新ミリタリーSFシリーズ、4ヶ月連続刊行開始!
ギャビン・スミス[ギャビン・スミス]
金子浩[カネコヒロシ]
内容説明
異星種族“やつら”のシリウス系の根拠地に潜入した元特殊部隊員ジェイコブたちは、激戦のすえコンタクトに成功し、星間戦争を終結させた。だが平和が訪れると思われたのもつかのまだった。秘密結社のメンバーが“やつら”のバイオナノテクノロジーを奪い、コロニー星系を制圧したのだ。人類同士の新たな大戦が始まろうとしていた…。気鋭が放つ、ミリタリーSF新シリーズ!
著者等紹介
スミス,ギャビン[スミス,ギャビン] [Smith,Gavin G.]
1968年イギリス・スコットランドのダンディー生まれ。大学では映画脚本創作を学び、中世史で修士号を得る。2010年、『帰還兵の戦場』で作家デビュー
金子浩[カネコヒロシ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
14
前巻で、とりあえず悪い奴らを追い払い、謂れもなき敵との和解の道を開いた主人公。平穏な生活を求め、運よく手に入れた金で、古典的ジャズの音源や美味いウイスキーを仕入れ、バイクの旅に出かけました。ところが、おバカな奴が絡んでくる、過去の因縁男がお願いをしてくる、そうこうしているうちに、再び闘いの日々に戻ることに、というところまでのお話。まあ、こんなことは、どうでもよくて、主人公が入手したウイスキーは「グレンモーレンジ 」。ちょっとお高いが、飲んでみようか(笑)。2018/03/18
わたなべよしお
12
静かな出足です。ジェイコブの人物造形には必要と考えたのだろうか?それでも、過去の戦闘の回想もあり、退屈はさせません。2017/11/24
duzzmundo
10
「帰還兵の戦場」続編。いくらかの電脳要素に実戦での戦闘多め、元軍人なので主人公たちがやたらと悪態をつき、武器も豊富なミリタリーSF。前作で「やつら」との戦いから生還するも、結局また戦うことになりましたという前振りの1巻目。ハードボイルド風ですがサクサク読めて楽しめます。次巻は「惑星ラランド2降下作戦」。盛り上がってきそうな予感。2020/01/19
ろびん
3
もう休ませてくれってのもわかるなあ……。2020/01/04
渡邊利道
2
引退を決意して恋人とも別れたのにまたどえらい目に遭い続ける相変わらず可哀想な主人公。ほとんどハリウッド映画のノリで地下闘技場やら警官との戦いやら退屈な事件の連続の合間に半分説明の回想が入る効率的なスタイル。サクサク読める面白さはあるがまあまだまだ盛り上がりはこれからっぽい。エロ度高め。2017/01/19