創元SF文庫
軌道学園都市フロンテラ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 430p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488756017
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

22世紀初頭、名家の少女ジェニーは有害な地球外生命体の繁殖や環境破壊で危機に瀕する地球を離れ、軌道上に浮かぶ宇宙コロニー内の名門大学に進んだ。彼女は最愛の兄弟を亡くした悲しみを抱えつつも、生命科学ラボでの授業や大好きなゼロGスポーツなど、充実した学園生活を始める。新しい環境で困難を乗り越えて成長していく少女の姿を描く、青春ファーストコンタクトSF。2012年キャンベル記念賞受賞作。

内容説明

22世紀初頭、地球は有害な地球外生命体の増殖や深刻な環境破壊がもたらす自然災害と苦闘していた。名家出身の少女ジェニーは地球外生命体の研究を志し、宇宙コロニー・フロンテラ内の名門大学に入学する。宇宙エレベーターで旅立った彼女が軌道上で出会うのは新しい人々、そして人類全体の危機だった!2012年キャンベル記念賞受賞、傑作学園青春小説×ファーストコンタクトSF。

著者等紹介

スロンチェフスキ,ジョーン[スロンチェフスキ,ジョーン] [Slonczewski,Joan]
1956年ニューヨーク州生まれ。分子生物物理学と生化学の博士号を持ち、84年からオハイオ州のケニオン・カレッジで微生物学教授を務めている。80年、大学院在学中に作家デビュー。第二長編A Door into Ocean(1986)で、女性として初のジョン・W・キャンベル記念賞を受賞。第七長編の『軌道学園都市フロンテラ』で、二回目の同賞受賞者となった

金子浩[カネコヒロシ]
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

5
技術革新によりもたらされた意識の変革を前提とした上で学園生活/政争を書くとどうなるか、ある意味で至極まっとうなアイディアを煮詰めたSF学園小説。設定が物語に勝ってしまっているきらいが(その点であえて似たものを挙げれば、士郎正宗氏の「アップルシード」的な印象)。2016/06/04

臓物ちゃん

5
軌道エレベーターで学園都市なもんだから、『とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』みたいなライトでポップな青春SFかと思って読んでみたら…なんだろうこの、消化しきれない設定を鬼のように詰め込んだチャンコ鍋は…。庭に現れた宇宙植物を通報したら即ヒーローインタビューという、冒頭の謎展開でまず躓く。学園の生徒もほとんど精神疾患とかマイナス十三組もビックリ。生命科学ネタや聖書原理主義ネタなど一つ一つのネタはかなり面白いのに、ケレン味が無いっていうかどうもガツンと来ない。なので下巻はいいです。2015/09/08

sezmar

2
情登場人物と世界観の情報量が多い、未来のモンスターズっぽい?2015/07/06

K.S.

1
久しぶりに退屈極まりない文体の小説に出くわした。脈絡がなく、どうでもいい会話が集まってできた小説という印象。上巻を読んだので下巻も読むがあまり期待できない。 2015/08/22

BECHA☆

1
ジェニーは大統領一族の末裔だが人前で話せない。地球での過剰な警護から逃れたい気持ちもあって宇宙空間に存在する大学へ進学する。炭疽菌やHIVなど現在恐れられている存在が有効活用されている未来にあっても人間の欲望や経済格差は存在する。2015/08/14

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