創元SF文庫
ラットランナーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488754013
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

近未来のロンドンで、裏社会の仕事を請け負う“ラットランナー”たち。そのひとりとして過去を隠して生きる少年ニモは、殺された科学者から謎のケースを託される。どうやら、犯罪組織がその中身を激しく争奪しているらしい。潜入とブラフの名手ニモ、変装の達人マニキンと天才ハッカーFXの姉弟、科学分析に精通する少女スコープ──街の裏側を知りつくす4人は犯罪組織や政府の監視網を巧みにすり抜け、ケースの秘密を追う! 訳者あとがき=中原尚哉

内容説明

近未来のロンドンで裏社会の仕事を請け負う“ラットランナー”たち。そのひとりとして過去を隠して生きる少年ニモは、殺された科学者から謎のケースを託される。どうやら、犯罪組織がその中身を激しく争奪しているらしい。街の裏側を知りつくすニモたち4人は、特技の潜入/変装/ハッキング/科学分析を駆使して犯罪組織や政府の監視網を巧みにすり抜け、ケースの秘密を追う!

著者等紹介

マッギャン,オシーン[マッギャン,オシーン] [McGann,Ois´in]
1973年、アイルランド・ダブリン生まれの作家兼イラストレーター。アートディレクター、コピーライターなどを経て2003年に作家デビュー。長編The Gods and Their Machines(2004)でビスト・チルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤー賞優秀賞を受賞したほかローカス賞第一長編部門ファイナリストになるなど、高く評価されている

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年に生まれる。1987年、東京都立大学人文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

28
15年(平成27年)の税抜1040円の創元SF初版。当時、本書のマッギャンやCヒューマン、Gアルビンが紹介されて、もう知らない作者ばっかりって歳を感じた。本書は既視感ビシバシあるけど初巻としては主要面子の人死にも無くて安定の近未来ノンストップノワールアクションで着地も手堅い。面子が若いのでシニア読者には深みが感じられないのは仕方ない処だが、続編を読みたい気にはさせられる(宇宙船も宇宙人も無しだよ)。今でもそこそこ需要のあるミリタリSFと流れが同じように感じる。やはり2巻目を出してくれないと…。★★★★☆☆2022/01/26

ヴィオラ

16
近未来ロンドンの全体的なイメージから、細かな設定、ガジェット、窮鼠猫を噛むストーリーまで、どこかで見たこと読んだことがあるような印象が強くて、この作品ならではの「これ」という決め手に欠けている感じ。キャラクター頼みの小説にするにしても、これでシリーズ化はなかなか難しいのではないだろうか? 監視社会と言っても、その監視がザルすぎて、逆に犯罪者がはびこっちゃってるというのは、ちょっと新しかったかな?2016/04/27

けいちゃっぷ

12
プライバシーよりも治安維持が優先される近未来のロンドンという設定は現実になりそうで怖いが、犯罪に手を染める者はどんなものにも抜け道を探し出すのだな。 気持ちいいくらいの少年少女の活躍ぶりだが、全体にゴチャゴチャしてるし犯罪組織が思ったよりも脆くて、読んでて乗り切れず残念。 349ページ 2017/02/14

tom

8
ヤングアダルトと近未来小説の合体本。テンポが速いのが唯一の取り柄。監視社会やら発禁本などネタは陳腐。2015/06/28

ペンギン伊予守

4
セキュリティの意識を高めるにはいい素材です。2015/06/04

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