出版社内容情報
特殊能力を持つ高校生バクスターは異能の賞金稼ぎジャッキーとともに、誘拐された恋人を助けるため化物の巣窟に向かう。ゾンビにロボットが大暴れ、期待の新人デビュー作！
内容説明
ケープタウンに住む高校生バクスターは失綜した恋人を探すうち、超常世界専門の賞金稼ぎローニンと出会う。どうやら恋人は、この街に実在する異形の怪物たちにさらわれたらしい。しかも事件にはバクスターの血筋に連なる異能者や、政府の秘密諜報機関までもが関わっているという…銃弾と呪術が乱れ飛びゾンビやロボットが大暴れする、英国ＳＦ界騒然の過激な新鋭デビュー作！
著者等紹介
ヒューマン，チャーリー［ヒューマン，チャーリー］ ［Ｈｕｍａｎ，Ｃｈａｒｌｉｅ］
南アフリカ共和国ケープタウン出身、生年非公開。ケープタウン大学で創作の修士号を取得。『鋼鉄の黙示録』（Ａｐｏｃａｌｙｐｓｅ Ｎｏｗ Ｎｏｗ，２０１３）でデビュー
安原和見［ヤスハラカズミ］
１９６０年鹿児島県生まれ。翻訳家。東京大学文学部西洋史学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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miroku
25
南アフリカが舞台。土着的なものと、先端的退廃と。カマキリと蛸の神。超常現象専門の賞金稼ぎ。etc.etc.突き詰めればもっと深いものになっただろう。単なるバトルファンタジーになってしまっいているのが残念だ。2016/01/31
りー
16
あらすじを見て、B級SFアクションだ！と確信して手に取ったものの、途中でクトゥルフ神話を思わせる描写が出てきたりすべては狂人の妄想だったと思わせる様な描写が出てきたり、B級と見せかけて実はA級SFか！と一瞬勘違いしてしまったけれども、結局期待通りのB級SFアクションでした。作者が好きなものを詰め込んで詰め込んでお話仕立てにしましたっていう造りの小説だけども、登場人物やら設定やらがだいぶカオスだった割によくまとまっていたし、マンガ感覚で読めて面白かったんでないかね。2015/04/24
けいちゃっぷ
13
南アフリカ発のＳＦ。 高校生活を上手く過ごしているはずの少年だが、失踪した彼女を捜すうちに超常現象の世界に足を踏み入れてしまう。 異形の怪物たちは実在するのか？ よく分からんがクトゥルフもはいっているのだろうか。 笑えるところもあったが、全体的になんとも辛気臭くて読むのがしんどかった。 ４３４ページ 2017/05/03
いちろ（1969aMAN改め）
11
via_kindle。南アフリカ。彼女をさらわれた少年の戦い。犯人はちょっとクトゥルーが入っている古代神の生んだ生き物たち、なのか？汚く、泥臭く、じめじめと暗い。なんとも辛気臭い物語。多弁饒舌で全体に落ち着きがなく、正直に読みにくく、入り込みにくい本でした。途中で放棄したくなるのに、何で読みきれたんだろうか。そしてがんばって読みきったのに、結末も・・・。うーん。2015/04/13
Ai
8
このあいだ読んだニック・ハーカウェイ『世界が終わってしまったあとの世界で』といい、イギリスのはちゃめちゃSFがめっぽうおもろい。こちらは舞台が南アフリカ。アフリカの神話をベースに、植民地時代からの残留思念のようなダークヒストリーをぶっかけ、ノワール探偵ものに呪術バトル、最後は巨大ロボバトルまで。主人公、なんで闘ってるんだっけ？って途中よく分かんなくなってるけど、それはそれでよい。『ハリー・ポッター』と『ブレイド』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』やら、なんやかやごった煮で、もうお腹いっぱいっす。2020/07/22
