出版社内容情報
航空宇宙会社スペース・プランニングに所属するパイロットの美紀たちは、太平洋上での超音速大型機ヴァルキリーの試験飛行中、正体不明の機体からミサイル攻撃を受ける。同じタイミングで、ハードレイクにある本社にも爆破予告が届けられていた。どうにか危機を脱した美紀たちだったが、彗星捕獲レースに参加した企業、宇宙産業全般も同様のトラブルに巻き込まれていた――星雲賞受賞作シリーズ第3弾。
内容説明
航空宇宙会社スペース・プランニングに所属するパイロットの美紀たちは、太平洋上での試験飛行中、未確認機からミサイル攻撃を受けた。どうにか危機を脱するも同じような出来事が続き、さらに被害の証拠となる管制局の飛行記録の書き換えと、同業者も妨害を受けていたことが判明する。航空宇宙産業全体を狙う犯人は何者なのか、そしてその目的とは。星雲賞受賞作シリーズ第3弾。
著者等紹介
笹本祐一[ササモトユウイチ]
1963年東京生まれ。宇宙作家クラブ会員。84年『妖精作戦』でデビュー。99年の『彗星狩り 星のパイロット2』と、2005年の『ARIEL』で星雲賞日本長編部門を、03年、04年、07年の『宇宙へのパスポート』3作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞。『ミニスカ宇宙海賊』シリーズを原作としたアニメ『モーレツ宇宙海賊』が13年に星雲賞メディア部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuri
16
2→1→3作の順で読んでいるので、若干ややこしいのですが、彗星捕獲計画後日談っぽい始まり。とはいえ、突然美紀の乗る機体が撃墜されそうになってハラハラします。彗星捕獲を地球からハッキングしてきた謎の相手との頭脳戦。チャンが大活躍でしたー。2022/10/18
すいそ・はいどろ
4
いつものメンバーが空に宇宙に飛び回って活躍。ただ敵が大きすぎてよくわからず、買ったか負けたか、相手がどんなやつかもよく分からない。メカニック的には納得も、ストーリーが少し厳しい。2022/02/27
みやしん
2
コクピットなり現場の詰所で大勢が専門用語と略語でワーワーワー。宇宙や大型飛行機というより、作者の作風が好きな人には楽しめる。大本は宇宙へ最も夢のあった時代で、本書は有人宇宙開発から徐々に路線変更を図る現代という皮肉。2022/04/18
MAS
1
星のパイロット第3巻 今回のミッションも中々ハード。目標はかなり複雑で見えないネットワーク世界の敵、それにマリオとスウがスーパーコンピュータを使っての頭脳戦。それとパイロットチームは美紀とチャンがシンプルに静止軌道まで飛んでの作業。しかし今回はチャンが一番ハードだったのでは、、なんせ宇宙服にMMUだけで宇宙の旅に??!凄すぎる2023/08/23
JUSA
1
前作で登場した敵役が本格的に立ちはだかってきた巻になります。相変わらず飛行機関連の描画、宇宙での機動関連は面白いのですが、さすがに空戦やネットワークの話まで広げると少しフィクションが大きすぎるかなというきらいが。2022/03/22