創元SF文庫<br> 行き先は特異点―年刊日本SF傑作選

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創元SF文庫
行き先は特異点―年刊日本SF傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488734107
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2016年の日本SF短編の精華を収録。今年度版には秋永真琴、上田早夕里、円城塔、北野勇作、倉田タカシ、小林泰三、諏訪哲史、高山羽根子、谷甲州、飛浩隆、酉島伝法、藤井太洋、牧野修、眉村卓、宮内悠介、山本弘らの小説16編をはじめ、石黒正数、弐瓶勉、山田胡瓜のコミック3編を収録。巻末には第8回創元SF短編賞の受賞作と選評を掲載。編者二人による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2016年の日本SFが一望できる年刊ベスト・アンソロジー。

内容説明

2016年に発表されたSF短編の精華を集成。第8回創元SF短編賞受賞作を収録。

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家。責任編集の“NOVA”全十巻で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門を受賞

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

60
弐瓶勉「人形の国」を目当てに読んだが、実に多様な作品が収められ、楽しみながら今のSF状況を知ることが出来た。新進作家がいる中で、眉村卓の作品があったのは嬉しかった。老境に入った作者の私小説的SFで、一番共感してしまったのは、自分も年を取ってしまったということか。巻末には、2016年のSF作品が解説してあるが、読みたい本がいっぱいあって困ってしまう。2018/05/08

はるを

54
⭐️⭐️⭐️☆☆。割りとハード(に感じた)なSF短編集。まぁ、まぁ。笑。「人形の国」「太陽の側の島」「悪夢はまだ終わらない。」「海の住人」「古本屋の少女」「二本の足で」「電波の武者」は面白く愉しく読めた。反面、つまらないのは恐ろしくつまらなかった。途中で読むのを止めたのもある。2017/10/15

阿部義彦

27
あーやっと読み終わりました。短編集なので少しづつ読み進めましたがどれも楽しめました。今回は漫画が3篇と多かったですが。石黒正数さんの「性なる侵入」の阿呆ぶりにはぶっ飛びです。ディックの「聖なる侵入」からのもじりですがここまでエロ下らなくしてくれるなんて。デックの「聖なる侵入」は買って積読になってますがしばらくは読めなくなりました。まあどっちもイッチャッテるといえばそうなんですが。あとは写真とのコラボでの作品特に「古本屋の少女」が良かったです。端正な作品という事では「太陽の側の島」が印象的。2017/09/22

かわうそ

27
年に1度のお楽しみも10年目に突入。今年もハイレベルな作品が盛り沢山で大満足。中でも倉田タカシ「二本の足で」が怖くて切なくて非常に素晴らしかった。酉島伝法「ブロッコリー神殿」、上田早夕里「プテロス」もお気に入り。あと二年と言わずもっと続いてほしいものです。2017/08/20

ソラ

22
SFの幅広さを感じた。特に人形の国が印象的。コミックでも読んでみたいと思った。2017/11/11

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