出版社内容情報
2013年の日本SF短編の精華、今年度版には全15編を収録。巻末には第5回創元SF短編賞受賞作と選評を掲載。編者による年間日本SF概況など、解説も充実。
内容説明
2013年日本SF短編の精華16編。
著者等紹介
大森望[オオモリノゾミ]
1961年高知県生まれ。京都大学文学部卒。翻訳家、書評家。編著の書き下ろしアンソロジー“NOVA”シリーズで2014年日本SF大賞特別賞を受賞
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
43
宮部みゆきの「さよならの儀式」は古いロボットとの最後の会話にぐっときた。あとは「ウンディ」。食書は気持ち悪かったな、良くも悪くも2014/07/27
かとめくん
23
「さよならの儀式」ロボットと人間に通い合うものとは。「コラボレーション」藤井さん来てるな~。 Gene Mapperと共通する舞台なので入りやすかったし。「ウンディ」アイディアはもとより、音楽を文章で表すテクニックもさすが。「エコーの中でもう一度」音響SFとはね。「今日の心霊」本人には見えないのが怖い。「食書」食べただけでこうなるなら自分も同じ運命になるだろうな。でも、突っ込みどころも満載だ。「科学探偵帆村」こうして日本の人口問題は解決するのでした。「死人妻」ここで取り上げるには中途半端だな~。「平賀源内2014/10/06
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
19
80年代を代表する稀代のSF短編小説家、草上仁の作品が収録されており、図書館で借りました。やっぱり面白かった。2015/07/25
かわうそ
19
ツボにはまる作品が多く大満足の内容。円城塔「イグノラムス・イグノラビムス」、小田雅久仁「食書」、宮内悠介「ムイシュキンの脳髄」がベスト3。冲方丁「神星伝」は盛り沢山なだけにもう少し長い作品として読んでみたかった。2014/07/26
さこぽん
18
宮部さんの新刊を予約したらこれがきた。せっかくなので読む。 凡用作業ロボット・ハーマンと心を通わせる娘の感動の話だけど、それを目の当たりにする青年の話でもある。 数十ページの短編なのにドラマがある宮部さんらしい作品。 ほか筒井康隆の「科学探偵帆村」の処女受胎の話がおもしろかった。2019/06/14