創元SF文庫<br> 廃墟都市の復活〈下〉

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創元SF文庫
廃墟都市の復活〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488723057
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ヘスターはストーカーのシュライクに助けられ、今更トムやレンのもとに戻ることもできず、賞金稼ぎとして暮らしていた。だがレンと親しかった青年セオを偶然助けたことから、忘れたはずの過去が彼女につきまといはじめる。セオは〈グリーンストーム〉の内紛と陰謀に巻きこまれ、現将軍夫人と共に囚われの身となっていたのだ。ヘスターとセオは再びトムとレンに会うことができるのか? ガーディアン賞受賞、〈移動都市〉四部作完結。

フィリップ・リーヴ[フィリップ・リーヴ]
著・文・その他

安野玲[アンノレイ]
翻訳

内容説明

ヘスターは今更トムのもとに戻ることもできず、賞金稼ぎとして暮らしていた。だがレンと親しかった青年セオを偶然助けたことから、忘れたはずの過去がつきまといはじめる。セオは“グリーンストーム”の内紛と陰謀に巻きこまれ、将軍夫人と共に囚われの身となっていたのだ。ヘスターとセオは再びトムとレンに会うことができるのか。ガーディアン賞受賞、“移動都市”四部作完結。

著者等紹介

リーヴ,フィリップ[リーヴ,フィリップ] [Reeve,Philip]
1966年英国生まれ。イラストレーターとして活躍していたが、自らも創作の筆をとる。デビュー作『移動都市』が大評判になり、英国のネスレ・スマーティーズ賞などいくつもの賞を受賞。四作目にあたる『廃墟都市の復活』でガーディアン賞に輝いた。また『アーサー王ここに眠る』ではカーネギー賞を受賞。名実ともに英国を代表する作家のひとりとなる

安野玲[アンノレイ]
1963年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
何とも物悲しいラストですよー。2022/06/07

木曽のあばら屋

4
(上下通しての感想)「移動都市」シリーズ第4部(完結編)が、ついに翻訳。今回もストーリーは波乱万丈。息つぐ暇ない怒涛の展開。過去の登場人物が意外なところでひょっこり顔をだしたり、以前からの伏線がしっかり回収され目からウロコだったり。例によって人はたくさん死にますが。ストーリーはラストでしっかりまとまります、文句なし。こんな大風呂敷、よくも綺麗に畳めるもんだと作者の手腕にただ感嘆。そして諸行無常、万物流転、色即是空なエピローグ。ここで本作は、単純なエンターテインメント小説の枠組みを超えてしまいました。2018/12/24

cup-a-joe

3
長い長いトムとヘスターのお話はこれでおしまいです。 史学ギルドの三級見習いの少年と親の仇を付け狙う少女の物語がこんなに壮大なストーリーとなり、 見事にまとめあげられているのは素晴らしいの一言。 移動都市クロニクル、これにて完結。 ですが、シュライクの記憶として永遠に生き続けるでしょう。ヘスター、フォーエバー!!2018/12/31

たろ☆

2
あまりにも美しく、そして悲しい衝撃のラストに涙。数十年、あるいは数百年の時が流れる様を草木の移ろいとともに描く最後の数ページの何と美しいことか。トムとヘスターが歴史となり、シュライクがその語り部となった。壮大な年代記の完成だ。2019/10/06

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