内容説明
神経接続による遠隔歩兵戦闘体での戦いが日常化した近未来。連合国は中米の紛争に対し、十人の精神が繁がりあって操作するソルジャーボーイ小隊を投入し、絶大な戦果をあげていた。一方このとき人類は、木星の軌道上に想像を絶する規模の粒子加速機を建造、宇宙の始まりを再現する実験に乗り出していた…。名作『終わりなき戦い』から20年余年、巨匠が新たな角度から挑んだ傑作!ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ジョン・W・キャンベル記念賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
25
「終わりなき戦い」の作者の似た名称の全然別作品。 前半は10人で操るソルジャーボーイや木星をベースた粒子加速器など次々に魅力的なガジェットが出てきてワクワク。政治や文化の話しも面白い。人間化の下りは人類補完計画ぽい。 しかし中盤の殺し屋が現れたあたりで失速。興味を失いあとは飛ばし読み。前半の大風呂敷はどこに行ったのか。 私には前作の方が楽しめた。2025/05/17
kochi
20
原料があればなんでも創り出せるナノ鍛造機という魔法を手に入れながら、近未来の世界では悲惨な戦争が続いていた。ジュリアンは、精神移入により相互に繋がった10人の兵士が操るロボット小隊の軍曹。軍務の合間には、物理学を研究し、木星軌道上の超巨大粒子加速器による宇宙規模の異変を予想したことから、人類変革の嵐の中心に巻き込まれる。精神移入がもたらす平和のゆくへは… イーロン・マスクが侵襲型での脳とコンピュータの接続を研究する企業を立ち上げた今、本書想定も夢ではなくなるのか?2017/07/29
ナカユ〜、
7
追いつけなかったなぁw、2014/08/18
ろびん
6
私的には前半までの方が面白かったな……。2019/09/12
ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
6
ハーモニーから百合をとったら面白くなくなった風な話2015/10/29