内容説明
商業宇宙船のパウサート船長は、ひとの揉め事に首を突っ込み、ついつい幼い奴隷三姉妹を助けてしまったのが運のつき。寄港先で出くわしたのが、よりによって惑星カレスから来た魔女だったとは！禁断の星と接触したせいで、恋人も故郷も失い…行き場をなくした船長は、やがては銀河系じゅうを騒動の渦に巻き込むカレスと命運をともにするはめに。ユーモア溢れるスペースオペラ。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miri
39
表紙をひょいとめくると、illustration宮崎駿とあります。関係あるのかないのか、内容は関係なし。本国の初版が1966年ですので、戦いもどこかのんびりと人間模様も刺々しさもなし。惑星カレスの超能力を持った三姉妹と宇宙船の船長と別宇宙から来たエイリアンとの戦い。超能力が今まで読んだことのない独特の力で、カテゴリーを分けなくてもいいのだというある種の発見が。近頃、世の中はカテゴリーを分け再発見!という流れですから、大雑把に包容するというのも新鮮に感じました。2024/06/30
いおむ
24
再読ー！発売当時、宮崎駿で表紙買い。前半がちょっと退屈に感じますが、後半が補ってあまるくらい面白い。2017/12/03
miroku
24
序盤はまさにジブリが好みそうな展開。だがその後、ヒロインとなると思われた長女は出てこないし、かなりレトロな展開に。まあ、書かれた年代を考慮すればむべなるかな。でも面白かったです♪2016/06/21
鐵太郎
21
久し振りに読み直し。発売当時どうだったか覚えていないけど、この表紙見てジャケ買いした人はどのくらいいたのかな。宮崎俊さんの絵が印象的な「魔法スペースオペラ」。奴隷になっている三姉妹を助けたらこれがウィッチ（この本では男のウィッチもいるので魔女とは言わない）で、一人一人できる能力は限られているんだけどみんな可愛くて...嘘です。主人公はこのウィッチの星に行くことになったのだけど、傍若無人なウィッチの人たちに振り回されてさあ大変。と、そこから始まる波瀾万丈のお話なんです... けど。2025/04/24
サイバーパンツ
17
スペオペというより冒険ファンタジーって感じだったが、虫世界や魔法などの乱れ撃ちされるガジェットや、時空を跨ぐスピーディな展開はワイドスクリーンバロックらしくも感じて、芯はＳＦだった。あと、表紙は宮崎駿で、これが実に合っていた。ジブリで映画化すれば、映えそうな話だ。ロリもしっかり出てくるしね。2016/04/28
