内容説明
40年目の祝祭のはずが、かつてない恐怖の一日となり果てたニューヨーク市。見えない敵の姿を求め、街じゅうを奔走するフォーチュネイト。折りしもエンパイア・ステート・ビル最上階では、ニューヨークじゅうの超能力者が一堂に会する記念晩餐会が開かれんとしていた…。天文学者の野望は果たされるのか。行く手に待つのは、恐怖か、希望か。25時間の、狂乱のニューヨーク旅行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つるら@turulaJB
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シェアードワールドとはちょっと違う”モザイクノベル”の第3作。編訳者の黒丸尚氏が40代で亡くなってしまわれたため続刊は期待できない。アメリカでは20作以上出てるのに。
nur1202
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(上下巻共通) シェアードワールドノベル。 前作までは、同じ世界を舞台にした短編をいろいろな作家が綴る形でしたが、本作では、持ちキャラのストーリーを書く作家が書いたものを、編者が時間系列に沿って並び替えて編集したという、凝ったつくり。 ま、微妙に見通しがわかりづらくなるところもありますが、モジュラー型の警察小説を思い浮かべれば、こういうのも有りかな。 最初から活躍する壁抜けのできる新キャラのパートと、中盤以降、各キャラクターが特殊能力を使って活躍するところはやはり面白いですね。 最終盤で、微妙に間違った日2015/03/12
sugimo2
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ポピンジェイいいかも。続きが読みたいです…2009/05/20
すけきよ
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1、2巻が連作だったのに対して、3巻は七人の作家によるストーリーを25時間に区切って、それぞれをシャッフルしたと言う、まさしくモザイクノベル!あちこちでキャラクターたちがすれ違うのには面白さを通り越して驚嘆するばかり。今回のお気に入りキャラは、今までほとんど出てこなかったポピンジェイ。もう一人の注目はバガボンド。今回一番かわいいいと言うか、健気と言うか、かわいそうかもしれないキャラ。2001/01/29