内容説明
川の東西間に勃発した戦争も終わり、川は再び静かな流れを取り戻した。奇しくもこの戦いの中心人物となった少女ヤリーンは、自らの体験を〈川の書〉に記し始める。だが運命は、まだ彼女を解放してくれない。“黒き流れ”に命じられ、ついに彼女は超存在の待つ真の戦いの舞台へ…。全宇宙を賭けた計画の全貌とは。稀有壮大なスケールと二転三転する展開で贈る、新しい神話世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
23
黒き流れ第2巻。タイトルから他の星を目指すのかと思いきやそうではない。生まれ変わり薔薇の品評会の審査員で参加したり。ワトスン流オレのSF全開。なかなか難解。 あとがきにあるように3冊でワンセットのようなのでこの本単独の評価は難しい。 とりあえず次へ。2025/06/08
亮人
18
《黒き流れ》三部作の二作目。三作読むと奇想でとんでもないところまで投げ飛ばされるとの噂を聞いて手に取ったが、噂にたがわぬヘンテコっぷり。(表紙絵にもある)ゴッドマインドの薔薇園が何故あんなところにあったりww後半には「川の書」で出てきたあの子が実はああだったりww。なんなんだw?SF的にも壮大な計画が進行中で、最終巻『存在の書』でどう落とすのか。気になるので、すぐさま最終巻に行きます!2013/11/08
けいちゃっぷ
11
これから読む人(いるかどうか分かりませんが)のために内容は書けませんが、これは「買い」ですね。いよいよスケールもアップして(想像とはちがいましたが)、最終巻へなだれ込みます。さあ、どう落としてくれるかお手並み拝見といこうじゃないか、ワトスンくん。361ページ2010/01/30
Yuji
5
黒き流れ第2巻。1でその大がかりなバックグラウンドが展開されて、期待も高まっていたのですが、ファンタジーのフォーマットに則って、徐々に展開します。ちょっとご都合主義な感じと、やはり、どっちの路線でいくのか!やりたいことをやれよ!と思わないでもない。そんなところが可愛いというか、惜しいというか。2013/08/07
あや
5
何なんだこの変な話……。最高!2008/10/24