内容説明
〈百王国時代〉。ファルコンズワードに生まれ育ったロミリーは、動物と交感し、調教することのできる稀有な〈ちから〉を受け継いでいた。だが、それだけの能力を持ちながらも、女であるがゆえに認められぬロミリー。彼女はついにファルコンズワードをあとにするが…。おりしもハスター家の王位をめぐる争いは、カダリン川を越えようとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
7
「ホークミストレス」とは、日本語の「鷹匠(鷹を扱う人)」の女性版と考えればいいかな。年表によるとこのお話は、「ストームクイーン」と同じ頃、直後ぐらいなのだそうです。読んだ印象ですと少し前ぐらいな気もするのですが、舞台となる土地柄によるものかもしれませんね。2011/07/29
でんか
4
蔵書整理で再読中。前作とうって変わって、前向きな話。成長していくヒロインが良いですよ。2017/10/20
ホレイシア
4
今になって思い返すと、フェミニズムがテーマだったような気もするが、当時は純粋にファンタジーとして読んだ。実はこれも間違いで、SFだったのね(笑)。まあ面白ければジャンルなんてどうでもいいんだけど。
冬至楼均
0
思春期にありがちな反抗期、では済まない。相変わらずフェミニズム色は強いけど、むしろ性別を越えた純冒険小説ですね。2013/01/23