内容説明
〈塔〉の〈監督者〉レナータの厳しい指導のもと、ドリリスは次第に〈ちから〉をコントロールする術を身につけていった。だが、アルダラン城の平和な日々にも、やがて暗雲がきざしはじめる。やがて、マトリクス技術と超能力のかぎりをつくした、凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた。ブラッドリー入魂の力作巨編、いま悲劇のクライマックスへ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
8
今までの時代のずっと過去。ラランの力、マトリックス力学が頂点に達したけれど、人間と文明はまだ成熟していなかった「混沌」の時代、のちの未来に連なる過去の一つの悲劇は、このような舞台を背景に生まれました。嵐の夜に生まれたストームクイーン、ドリリスはいったい何をもたらしたのか。最後に残ったものは絶望なのか希望なのか。楽しんで、とは言えないけれど、一気に読ませてくれました。フム、お見事。 2011/07/06
でんか
4
蔵書整理で再読中。最終的に、悲劇的な結末が予言されているので、そっちに向かっていくのだろうと思って読んでいくのでなんかつらかった。そして、訪れる悲劇。ドリリスが少女である以上、そうなるのは必然なのかなー。むずかしい。2017/10/20
冬至楼均
0
ラランを使った攻城戦は映像で見たい。最後の悲劇は、あれ以外には落とし所がなかった。2013/01/22
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
○…やっぱりSFとはちょっと違う気が…ファンタジーですね。2009/02/19
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