内容説明
季節は冬。キャットマンの脅威は去ったが、アンドリューとカリスタの新しい生活は、けして容易なものではなかった。地球人とコミンのあいだの壁のみならず、彼女の深層心理に刻みこまれた〈監視者〉ゆえの壁があったのだ…さらに、アンドリューに敵意を抱く、オルトン家の私生児ディージの存在。ヒューゴー賞候補となった、『カリスタの石』続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
最初に読んだときは、正直何だこりゃ、でした。今も、このエロと断じざるを得ないテーマの部分に関しては、何だこりゃです。彼らの苦しみというか耐えて克服しなければならない障壁が、いささか嗜虐的とさえ言えるようながんじがらめのルールとなって彼らをものの見事に縛り上げ、一種のトンデモルールによる障害物競走になっているんですもの。しかも、クライマックスは自分たちの未来を賭けた勝負に出る前の、互いの違いと結びつきを真に理解した四人による情熱的な乱交シーンですからね。うーん。2010/08/01
でんか
4
蔵書整理で再読中。カリスタの石のその後。地球人のカーと、監視者のカリスタの結婚。および双子の妹さんも結婚。なので、ちょいとそれのからみでいろいろあります。色気のある本?って感じかなあ。2017/10/20
ホレイシア
3
独特の世界に一時期どっぷり浸ったっけ。2008/01/05
まりも
1
ダーコーヴァの中で一番好きです。登場人物が魅力的で大好きな本。よく読み返しています。
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