内容説明
地球帝国諜報員マグダ・ローン。彼女の同僚であり、かつての夫、ピーターが調査活動中に消息を絶った。彼の身を案じるマグダのもとに、ある日、驚くべき知らせがもたらされる。ピーターは、アーデス家の長男キリルと間違われ、悪名高きヘラーズの山賊ル・マルに人質として捕えられているというのだ。マグダは、単身、冬のヘラーズに向かうが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
これは、「ドライタウンの虜囚」で出て来たフリー・アマゾンのジュエル・ナハ・メローラジュエルを重要な鍵とする物語。 作者は、フェミニズムの精神を高らかに謳い上げると共に、自分の信条によって生きることができれば素晴らしいけれど、それはつらいことだし、自由に生きるだけが幸福への道ではないよ、よく考えようね、と言っているような気がします。 面白いね、こんな読み方もできる本だったみたいだね、これ。2010/07/10
ホレイシア
3
細部はもうおぼろげだが、作品の雰囲気というのは残るもんですな。2008/01/05
冬至楼均
1
今ならすんなり読めるけど、発売当時の若かりし頃ならどんな感想を持っただろうか。2013/03/15
きのきの
0
ドライタウンの続編だが、独立して読めなくもない。作者の意図からすると、ドライタウンを読むことで意識の背景が分かりやすいのかもしれないが。一種の恋愛小説と読むべきか。2014/03/25