内容説明
惑星ダーコーヴァは、孤児であったジェフ・カーウィンにとって、子供の頃から夢にみてきた故郷だった。地球帝国の公務を得て、この星に赴任してきた彼は、失われた記憶を求めて調査を始めるが、彼とその両親に関する情報は何者かによって抹消されていた。カーウィンの出生に隠された秘密とはなんなのか?物語はサスペンスフルに幕を上げる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
12
読破。ダーコーヴァ年代記3冊目。『シャーラ』、『はるかなる』と関連のある作品で、大人になったケナードが登場してきますが、2作品には出てこなかった「塔」がメインとして出てきます。昔読んでいた時もそうですが、場所や人物名だけが同じ、設定の異なるばらばらな物語なんじゃないかと思うほど、作品によって見える世界が異なるのも、このシリーズの魅力かもしれません。2015/04/28
鐵太郎
8
赤毛、ってのがこのシリーズ全体を貫くモチーフの一つでしょうかね。今回の主人公ジェフリー・カーウィン、29歳も赤毛。ふむ。 ──あとがきでもいくつか覗いたサイトでも書かれていない、ちょっと気づいた点。「スペースマンの孤児院」という公認された施設がありますね。海の男は港の数だけ妻がいる、ってヤツでしょうか? しかも、未開の植民地には認知しない子供いることは当たり前なので、こんな施設が必要、ってことですね。ふうん。開拓民とか征服者のモラルって、こんなものなのでしょうか。 ┐(´ー`)┌2009/04/08
白い駄洒落王
7
SFが少なすぎるな。ファンタジーとか人間劇の比率が高い。2013/11/19
ホレイシア
5
これで全部拾ったかな。SFのようなファンタジーのような不思議な世界。一時期はまった大切なシリーズでした。2008/01/05
でんか
4
蔵書整理で再読中。シリーズ三作目。混血児のダーコーヴァへの帰還の物語。ケナードさん再登場。いろいろダーコーヴァの設定説明があるんで、いろいろ用語を覚えていくのが難しい。SFファンタジーの宿命ですが…2017/10/20