内容説明
知的惑星連合は、カイとヴェアリアンを共同指揮官とする探険隊を惑星アイリータへと派遣する。テルル化水素の悪臭に包まれたこの星は、調査を進めるほどに奇妙さが目だった。発見が期待されていた鉱物資源はその痕跡しか認められず、しかもそこは有史前にも似た恐竜の跋扈する世界だったのだ!やがて探険隊一行が迎えた危機とは?3部作第1巻。
感想・レビュー
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ニミッツクラス
27
86年(昭和61年)の400円の初版。マキャフリーの恐竜惑星ポリロジーの初巻。本書の邦訳刊行の時点では3作目はまだ無く、その後共著で3~5作目が出た。邦訳は本書と続編のみ。惑星アイリータへ着陸した”知的惑星連合”の合同調査隊は、動植物相の不整合や鉱物資源の無さに首をかしげる。さらに人跡未踏でない事も判る。母船との連絡も途絶える。物品の紛失や共同作業の高重力世界人の不可解な行動はやがて…初巻の本書は、ここで終わるのか!と言う構成(正にto be continued)で、最初から続編有りきだった。★★★★☆☆2022/05/09