感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
21
デュマレストが結婚したのはこの巻だったのか。船内結婚という制度なのだそうだけど、今までそんな機会はなかったのかな。惑星アーンでモーレイ号というポンコツの小型船に職を得たデュマレストが旅の途中で出会った娘。このシリーズではデュマレスト以外たいていの男女がお馬鹿なのですが、その例に漏れずこの美女もry。＜ウェッブ＞と呼ばれるガス星雲の中で二人は何を見つけたのか。そして彼女の運命は（というより、いつ舞台から消えるのか、かな）。ちなみに、この巻でディマレストはようやくカリーンから得た指輪の価値を知ります。2023/06/08
kagetrasama-aoi（葵・橘）
6
デュマレスト・サーガの６巻。久しぶりにヒロインらしいヒロインラリアが登場、でもこの人美しいだけで、あまり思慮深くなくて少々トラブルメーカー的な感じ。まあでもアールはそんなところにも惹かれるんですね……男って(≧▽≦）！”クモの巣星雲”の中を行き来する宇宙船に乗り込んだアール、そして”聖なる惑星”と呼ばれている星に不時着、そこで願いが叶う”何か”が安置されている場所にたどり着く。これってもう少し掘り下げて書いて欲しいお話、謎のままなのが寂しいです。アールの冒険譚に関係ないって言えばそうなんですが。（続く）→2016/09/29
冬至楼均
4
○○惑星××というのが邦訳版のお約束なんだけど、原題はヒロインの名前になっているのが多い。長期シリーズの常だけど、ヒロインはいつも予定調和的な死を迎えるんですよね。そこが寅さんとの違いか。2011/05/09
yos
4
巡礼の訪れる聖なる惑星の名前を題名にしてあるだけあって、哲学的なフレーズが随所にちりばめられている。サイバーが出なかった。新しいヒロイン「ラリア」登場。美しいがやや軽はずみで、やっかいごとを自分から招くタイプだが、デュマレストは守ってやりたいと真剣に思う。いけませんっ、許しませんよ。デュマレスト純粋すぎ。美しさに惑わされたわけではないと信じたいが、どうだか。お約束通り、最後にはラリアもうまいこと片付くのでまぁ許す。しかし、最後にはいつもひとりぼっちで旅立つアールは、ちょっと可哀想だな。 2006/03/28
洪七公
2
読了1985/02/07
