内容説明
クリス、ロビンのふたりと行動を共にするウィザードには、隠された意図があった。ティーターン上の全生物の運命を自在に操るガイアの横暴に業を煮やし、彼女に対して反旗をひるがえそうとしていたのだ。神同然の超存在にいどむ人間たち。しかしその前には十二の従神たちが立ちはだかっている。はたして彼女らのもくろみは成功するのか…。ヴァーリイ入魂の三部作、第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノベツ
8
正直、ストーリーはイマイチだが、世界観はさすがヴァーリイ、思いつきもしなかった奇抜で美しい世界を堪能できた。作中の「美しくつくる価値がないものは、そもそもつくる価値がないものなの」というセリフ、そのまま本作に当てはまるよ。 長文感想⬇ https://note.com/nobetsu/n/n9874d4a58166?sub_rt=share_pb 2023/10/09
ユキモリ
2
SF本を整理中に発掘してつい再読。三部作のうちの二部。ある事情を抱えた四人とティターニス(ケンタウロス)四人が巨大なリングワールド内を巡る冒険譚。女性にしか見えないけれど両性具有で、歌で内面を静かに表現する穏やかなティターニス達が魅力的だった。気になるところで終わっていたのに結局完結編の三部は出なかったのかな?2014/03/11
いちはじめ
0
なんか解説に三部作の最後のも近く翻訳される予定とか書いてあった気がするが、未だに出てないし……。2000/05/26