感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
11
ヒロイックファンタジー、剣と魔法の物語に一石を投じたラリー・ニーヴンの二作目。魔法使いのエネルギー源たる「マナ」が徐々に枯渇していくことに危機感を抱いた史上最強の魔法使いウォーロックが、兵士、髑髏になった妖術師、さらに二人の魔法使い男女を引き連れての物語譚。エステバン・マロートのアメリカンなイラストが素敵。創元が「イラストレイテッドSF」ってハードカバーで出していたものの文庫版。こういう物語が流行った時代があったんだっけ。2017/02/28
がんもどき
6
再読。魔力の渇望の危機を脱するため、4人の魔法使い+1人の剣士が旅に出る。マナ(魔力)が地下資源的な扱いな為、この旅の目論見が成功したとしても、いずれは魔力が枯渇するのは避けられなかったろうなという、最初から悲観的な予想のつく話だ。ただ、作者があまり想像力を働かせられなかったのか、イラストをふんだんに使ってページ数を稼いでも、旅の途中の見せ場が雲に乗っての旅くらいしかないのが残念。2022/11/27
隆二
2
この作者はリングワールドしか知らなかったのだが、最近無常の月を読んで、ウォーロックの話が面白かったので、読んでみた。作品全体に漂う大魔法時代終焉の雰囲気は結構好きだったかな。ファンタジー物の設定でしか出てこない時代だしね。まあ、強いて言えば、ラストバトルの決着が期待よりもショボくてガッカリしたままエンディングになるのが悲しいかな。2022/09/05
りこ
2
何故かニーヴンの初読みがこれ(笑)何でリングワールドじゃ無かったのか?多分当時あまりにも軽いSFばかり読んでたので、読みにくかったんでしょう(笑)
レオナルドディカプリオ
1
個性的なメンバーでマナを求めて冒険する 93ページにも及ぶイラストと相まって幻想的で華々しい作品だった。 最後のラリイニーヴン論が秀逸2025/05/11