感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
4
81年の初版(300円)を読んだ。カバーのヘリコの墓場は、鎖国状態のエコトピア国へ特派された新聞記者ウェストンが見聞した当地の一場面。本書、文字が詰まってすごく読みにくいのだけど、内容はエコライフについて興味深い事が書いてある(但し、分離独立前の混沌部分を割愛した事で、エコ話へ繋げる現実味の欠如が惜しい)。アンチ大量消費・環境破壊へのポピュリズムの成就は、単純なアンチサイエンスだけでは成り立たない。本書でも最低限の文明の保持を必要悪的に認めている。昨今のミニマムライフと通ずる処があるね。★★★☆☆☆2015/07/11
がんぞ
3
カリフォルニア州が独立して、閉鎖的“エコロジー”最重視社会を実現してから20年、新聞記者がはじめてレポートする(まるで国連加盟前の中共だ)。「我々がまず解決しなければならなかったのは(農産物)生産力過剰でした(先進国では{ある島国以外は}食料自給は常識だろうけど国際市場への影響はどうか、鎖国してて知らんぷり)」、ゴミの分別収集を実現「チューインガムは“プラスチック”へ」、ニンゲンの闘争本能を解決するために原始的集団闘技をする…/発売当時、『天のさだめを誰が知る』『死者がUFO…』と同じ頃、本屋で取り寄せた
c3po2006
0
★★★★2010/05/27