創元SF文庫<br> 天使墜落 〈上〉

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創元SF文庫
天使墜落 〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488654085
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

10
未来の地球は急速な寒冷化により氷河に飲み込まれる、という考察はいつできたのだろう。これはその理論を元に、科学やテクノロジーが白眼視されたアメリカを舞台に描かれた、ディストピア小説。と同時にSFファンの心をくすぐる小ネタ満載の本。──面白いところはたくさんあるが、惜しむらくはアメリカ人のメンタリティで描かれているために、ファン活動についてもラダイト運動についてもリアリティが感じられないところかな。でも最後のシマックネタはなかなか良かったので、下巻に期待。2018/08/07

まるちばく

4
SFファンダムのお遊び的作品ですが、しっかりSF。10年以上読んでいなかったので、ラストをすっかり忘れている。下巻が楽しみ。。2014/12/03

既製たぬき

4
舞台は少し未来、氷河に覆われ滅びつつある、テクノロジーが酷く虐げられている世界。宇宙飛行士達は今や地表との連絡を絶たれ、天空はるかの宇宙ステーションに孤立し自給自足を行うまでになっていた。 そんな宇宙飛行士が、事故によりアメリカの片隅に墜落してしまう。地表には彼らを敵視する人々しか残っていない。もはや助かる道はないのか。 いや、そんなことはない。彼らには味方がいた。いくら弾圧を受けようともへこたれない、テクノロジーと未来になにがしかの可能性を見る最後の奴ら、SFファンである!(下巻に続く2013/08/15

しゅるとけすなーも

1
SFファンだということがバレたら職を失いかねない世界のお話。 アメリカの昔(70〜80年代?)のSFファン文化が分かればもっと楽しめるんだろうなあ。 マニアックすぎて自分にはまだ早すぎた(^_^;) いや、膨大な知識が必要すぎて今後も理解できるところまで行けないかも(笑) ただSFファンの自嘲とも批判とも読み取れる感じはおもしろかった。 付随して「オタクとは。サブカルとは。」を考えるきっかけになりました。 後編も楽しみ!2022/02/11

Sensyuraku

1
科学技術を憎悪する地球と、それと袂を分かった宇宙ステーション。宇宙ステーションの船が地球に不時着した!パイロットを助けるべく動き出したのは半地下組織となったSFファン達だった!っていう話。ファンダムの用語とか内輪ネタよく分かんないけどオタクの集まり独特のノリはどこも一緒。ドタバタでありディストピアモノであり旅行モノでもある。オススメ。2020/05/15

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