内容説明
1990年代、とある天文台が観測した謎の光点。それは地球に向けて接近する、一隻の巨大宇宙船だった。かくして人類は、初の地球外生命到来の瞬間を待ち構えるが…奇妙にも、異星船は地球からのメッセージになんの返答もよこさない。彼らは一体なにを目論んでいるのか?アメリカSF界きってのベストセラー・コンビが放つ、最新地球侵略SF大作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
24
象に踏まれる。それが降伏の儀式。・・・嫌だあ!2017/05/03
臓物ちゃん
8
「宇宙人の地球侵略」という使い古されたSFテーマを80年代冷戦時代の徹底したリアリティのもとで展開してみせたド傑作!という山本弘先生イチオシの本作をようやく入手したので読んでみたら……ゾウ型宇宙人がハンググライダーで攻めてきたッ!ヒャ~!他にも政府が緊急でSF作家を集めたりとかバカな展開の連続なのだが、B級映画のような破綻したバカではなく『シン・ゴジラ』みたいに丁寧に状況を作り上げてからのバカなのでカルタシスが段違い。イヤ~な予感を積み上げてからの侵攻開始の大破局っぷりが最高!ずーっと面白いまま下巻へ。2021/02/17
SINKEN
6
【総評】★★★★☆【感想】面白いのだけど、上巻だけで500頁超、しかも今の文庫より文字サイズが小さくて、読むのに時間かかった。異星人の大型船が土星の環付近で見つかったところから始まり、2大国(米ソ)の科学者や軍部、政府首脳たちが右往左往しながら話が進んでいく。冷戦時代に書かれた作品なので、要所で2国間の勢力争いが絡んできて、そこに異星人が有無を言わさず乗り込んでくるという構図。異星人の攻撃能力が高く、2国間の協調が打開のカギとなるが、ソ連側がなかなか踏み切れず、緊迫した状況の中で下巻へ。2021/04/17
しんかい32
2
宇宙好きの議員が土星の輪かなんか異星人の船に壊されてキレるシーン、彼の気持ちの説明がすごい「土星は人類のもの、土星を探査した合衆国のもの、科学者とSFファンダムのものだ!」おい人類の幅せめーな。登場人物多すぎてデヴィットって名前の人が三人くらい出てくる。2012/11/16
やぶやぶ
1
★4