感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
34
「反地球シリーズ」第一巻。現実逃避読書に選んだシリーズもの。大好きなバローズの火星シリーズのパクり(いえ、最近はインスパイアと言うのかしら)小説。主人公タール・キャボットがジョン・カーターよりかなり庶民的です。ヒロインのタレーナはデジャー・ソリスよりやや過激な女性。反地球という設定と『神官王』を頂点とする社会システムが魅力的です。『神官王』の謎が解けるまでは読みたいです。女性の立場で読むとちょっとアレな部分もあるけど、スペース・オペラ・ファンタジーに野暮は言いません(。>д<)。2021/10/03
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
3
☆×4.5…この作品、実は書かれた国では30巻以上もあるシリーズものなのです。ですが、日本で出ているのは6冊のみ。ゴルという地球に似た惑星に連れてこられた男の物語です。死んだと思われた父親の導きにより彼はこのゴルに行き着くのです。彼の活躍よりも実は彼といい関係になる女性のほうが面白かったりします。お偉いさんの娘だけあってとにかく行動が過激なのですから!!恐らくこのシリーズは別の人が出てきたり、なのかと予想したり。2013/02/04
錯乱坊
2
バローズのパクリ作品(よく火星シリーズに似ていると言われますが金星シリーズが一番近いかも)ですが、それなりに面白いシリーズです。特に3巻まではよくできていると思います。翻訳は途中で尻切れトンボになっているのが残念です。
azuemu
1
驚いたことに海外古典SFファンタジーなのに登場人物が全員まともである。意味不明な癇癪を起こすキャラもいないし、全編通して不潔なんてこともない。実に理知的な人たちばかりで読みやすい。ただし作品世界の常識、風俗については狙って徹底した男尊女卑なので、現代では厳しいと感じるかもしれない。古典だからこそのあるあるだけども。しかしヒロインのタレーナは実に好みでした。そして婚姻のシーンはこの作品の特殊な世界観をストレートに表しています。これを受け止められるか。しかし主人公、謎に強かったですね。異世界もののお約束?2025/09/30
InfiniteLibri
1
映像化もされました。ちょっとエッチなところがある冒険小説です。
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- 洋書
- The Binding