内容説明
太陽系の人口問題解決のためフューチャーメンは地球=火星間に新惑星の建設を提唱。だが私利私欲に燃える企業家がそれを阻止せんと彼らの暗殺を企てた(『フューチャーメン暗殺計画』)。人類の老化を防ぐ超ビタミン剤の供給元・惑星ルウで太陽系政府への反乱が勃発。何者かが現地人を扇動しているのだ(『危機を呼ぶ赤い太陽』)。星海の生ける伝説となったフューチャーメンの活躍!。
著者等紹介
野田昌宏[ノダマサヒロ]
1933年福岡県生れ。学習院大学政治経済学部卒。主な著書に『「科學小説」神髄』で第16回日本SF大賞特別賞を受賞他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽんすけ
11
一話目で記憶を失ったカーティスが何気にいい男だった。表紙の絵の感じだとものすごく渋くて、そらジョオンも思わずくらっとくるわなwしかしこの話作者別人だけどローダンとかと一緒で設定さえ踏まえれば意外と読めるもんだ。2話目は惑星ルウで太陽系政府への反乱が起きようとしている話だったが、水星人の殺し屋カ・サアアルがすごく良かった。彼は子供の頃カーティス達の活躍を目の当たりにして強く感動を受けたのに、その後の人生では彼らと真逆の道を歩くんだけど、心にはいつもフューチャーメンがいたんだな。最後の行動はまさに英雄だった2024/12/23
りょうけん
6
<代> 2つ収録されている物語のうち『フューチャーメン暗殺計画』はジョセフ・サマクソンという人が書いた作品。そうエドモンド・ハミルトンではないのだ。同じキャプテンフューチャーシリーズとして本家本元から出版されているのにそういう事が割と平気で起きている。この時代のアメリカンSF小説ってまあそういうこともアリだったのだろう。作家ぢゃなくてキャラクターのブランドが優先されるのね。スーパーマンやバットマンの原作者は誰か!?という事にあまり興味がないのと同じかな。2019/06/12
kuma-kichi
1
さて、いよいよ全集も後半戦。やり遂げた感なのか、残念なのか...。2018/02/07
ほにょこ
1
★★★ 「暗殺計画」の方の作者はまたジョゼフ・サマクスン。 またしても表紙に名前が載っていません。 普通に面白いですね。 2015/03/22
ouminokosagi
1
暗殺計画の記憶を失くしたフューチャーとジョオンの関係がなかなかはらはらものでした。