創元SF文庫<br> 反転領域

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488627119
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【ローカス賞 ドラゴン賞候補作】

極地の古代大建築物に秘められた真実とは?
世界が鮮やかに覆る超絶展開SF!

時は19世紀。医師サイラス・コードが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸のフィヨルドへ極地探検にむかっていた。目的地には、古代に建造されたとおぼしき謎の大建築物が存在するという。ついに現地に到達した探検隊は、先着したライバル船のたどった運命を知る。そのとき、予想もしなかった事態が出来する……つぎつぎと明らかになる真実は、読者を予測不能の展開へと誘う! ローカス賞、ドラゴン賞候補作。


【目次】

内容説明

時は19世紀。外科医サイラスが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸の極地探検にむかっていた。目的地のフィヨルドには、古代に建造された未知の大建築物があるという。ついに現地に到達した探検隊一行が目的の建築物を発見したとき、予想だにしなかった事態が起こる…読者の予測を鮮やかに反転させる、超絶展開の傑作SF!2023年ローカス賞、ドラゴン賞候補作。

著者等紹介

レナルズ,アレステア[レナルズ,アレステア] [Reynolds,Alastair]
1966年イギリス・ウェールズ地方生まれ、在住。セント・アンドリューズ大学で天文学の博士号を取得。1990年に小説家デビューし、《レヴェレーション・スペース》シリーズに属する長編『カズムシティ』で2002年英国SF協会賞を受賞。短編「ウェザー」「ジーマ・ブルー」で2008年と2021年の星雲賞海外短編部門を受賞

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

31
19世紀、ノルウェー沿岸を探検中の一行は前人未踏の極地で謎の巨大建築物を発見。これに同行していた外科医サイラス・コードだったが、未知の発見を巡る仲間同士の争いで不運にも命を落としてしまう。だが死の間際、同行者の謎めいた淑女コシルの不可解な囁きを耳にすると間もなくサイラスは別の探検中の場面で意識を取り戻す。そこでも巨大建築物は姿を現し、この理解の及ばない現象を引き起こしているかのような錯覚に陥っていく。未知の超文明による代物か、謎の死に戻り現象を経てサイラス自身の自我を揺るがす事実が明らかとなっていく。2025/07/27

ぽてち

29
帯の惹句に偽りはなかった。19世紀の帆船を舞台に展開する物語は当初、海洋冒険小説のように思える。が、ある時点で“反転”し、別の時代、別の動力を持った船が舞台となる。舞台は変わっても、登場人物もその役回りも変わらないのがミソ。毎度おなじみ“ループもの”の変種として理解して読み進めたが、それにしては疑問点が多すぎる。隠された真実を想像しながらページをめくっていくと、やがて驚愕の展開が待ち受けていた。途中、さすがにダレる(何度ループした?)ものの、SFらしいSF小説を読んだ実感がある。おもしろかった。2025/09/16

もち

19
「きみから教わった歌も、経験した物語も。なにも持ち帰れない」◆19世紀、巨大建築物を求めて潟湖を行く帆船。だが船体は損傷を負い、医師のサイラスに巨大なマストが倒れ掛かる――。物語は、ここから。想像の埒外で展開する、人間たちのサバイバル。■良質で先鋭的なミステリやSFに特有の、足元が抜け落ちるような感覚。それを何度も、何度も味わえる意欲作。海洋冒険小説から刻々と主題が切り替わり、読み進めるうちにようやく合点がいき、更なる困難が待ち構える。翻弄することに心血を注いだ、エンタメの到達点。2025/07/12

pulp

15
謎の大建築物の捜索中に消息を絶ったエウロパ号を追って極地探検に挑む小型帆船デメテル号。19世紀が舞台の海洋冒険物のような出だしから始まるが、読み終わってみれば、久々にちゃんとした「SF」を読んだな、という読後感。SFとしても小説としても、ラストはとても美しい。ただ予備知識を全く持たずに読むと、展開を理解するのが結構難しい気がする。編集部は、渡邊利道さんの解説は読了後に目を通したほうがいい、としているが、そういう意味ではむしろ先に読んだほうがいいかも(中盤までのネタバレがあるが)。2025/07/23

りろ.

14
未知の大建築物を求めての探検物語のように始まって、なんだかんだで過去と未来がごちゃ混ぜ、そして何が現実なのかわからなくなる。ループが「あぁ、もう!どういうこと!!」イラつかせながら、気になって仕方なく長かったけれどけっこうあっという間に読み終えてしまった。解説にあった「球の裏返し方」YouTubeでさっそく見た。映像で見れたことで、たしかに物語の中のシーンが頭の中で映像化しやすくなった感じ。ネトフリ「ラブ、デス&ロボット」にこの作者さんの作品もあるらしい。見てみようと思う。2025/09/03

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