創元推理文庫
宇宙をぼくの手の上に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488605056
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

154
短編が9編収められています。何十年かぶりに読み返したのですがすっかり忘れていましたが時たま思い出すこともありました。短篇といってもかなり読みでがあり、非常に楽しめました。やはり星さんが愛読したことがよくわかります。SF短篇とはいいながらも、発想が面白いものがあり、「緑の地球」「狂った星座」「星ねずみ」は私が好みのものです。2017/01/05

hit4papa

39
ショート・ショートの名手フレドリック・ブラウンの短編集です。バリエーションに富んでいて楽しいのですが、スカっとキレ良くオチがつくとはいきませんね。スランプに陥った作家を訪ねた宇宙人たちは「すべて善きベムたち」、観る人によって死因が異なる殺人の被害者「白昼の悪夢」他。ミッ○ー・マウスもどきが登場する「星ねずみ」は50年代SFアンソロジーにも収録されるハートウォーミングな名作。自身をナポレオンと断言する男「さあ、気ちがいに」は、タイトルもさることながらストーリーが今の世の中では許してくれない内容です。2019/01/29

geshi

27
SF短編の名手の名にふさわしい発想と切れ味。ミステリも書いていただけあって、サスペンスを盛り上げる描写もお見事。好きな作品は、『狂った星座』星が動く事で起こる狂騒のカオスからの大山鳴動して鼠一匹な人を喰ったアメリカ的なオチ。『白昼の悪魔』世界を掌握する陰謀が徐々に浮かび上がるサスペンス。強大な敵に孤独に立ち向かうのが好み。『星ねずみ』ディズニーよくOK出したな。ミッキーが愛おしくなっていって、その先の避けられない対立に心痛む。2016/08/02

月をみるもの

13
知能を与えられたミッキー(アルジャーノン)、思考する惑星ガイア(ファウンデーション)、人類最後の男(ノックの音が)、夜空に描かれた文字(私を月に連れてって)、、、、、この豪華なフォロワー陣を見れば、本作の色褪せぬ価値は一目瞭然であろう。2017/11/03

8
どれもおもしろかった。洋書って翻訳されているからか、独特の共通のリズムがありますよね。それはさておき、星ねずみとさあ、気ちがいにが、好きでした。ミッキーとかミニーとか出てきてしまう時点で。最後は少し悲しいですね。オチに持っていくまでがすごく楽しかった。SFは普段あまり読まないのでよい刺激でした。2014/07/04

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