出版社内容情報
2050年、人間自身より強く信頼がおけ、しかも人間に絶対服従する優れた種族として読心ロボットが誕生する。しかしロボットが人間に近づけば近づくほど、人間はロボットに危惧の念を抱く。いつか世界政治の主役はロボットにとって代わられるのではないのか? 巨匠が自ら創案した“ロボット工学3原則”をもとに贈る、人間とロボットの織りなす連作短編集。ロボットSFの歴史的傑作。訳者あとがき=伊藤哲
目次
「ロビー」
「堂々めぐり」
「理性」
「あの兎をつかまえろ」
「嘘つき!」
「迷子の小さなロボット」
「逃避!」
「証拠」
「避けられた抗争」