創元SF文庫<br> 銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉

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創元SF文庫
銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488603168
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

銀河系に跳梁する正体不明の宇宙海賊ボスコーン。超兵器を操り襲撃を繰り返す彼らに立ち向かうは、銀河文明を守るパトロール隊とその精鋭、レンズマンである。新人レンズマン、キムボール・キニスンは決戦に赴くべく、新兵器“Q砲”を搭載した最新鋭艦“ブリタニア”号で出撃する!横溢する超科学アイデアと銀河系さえ瞬時に越える壮大なスケール。スペース・オペラの金字塔。

著者等紹介

小隅黎[コズミレイ]
1926年金沢生まれ。1950年東京工業大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

198
学生時代に夢中で読んだ作品の再読。戦前のSFだが面白い。主人公は最近の作品にみられなくなった堅物のあまりにも健全な男子。もうちょっと欠点があっても良かったが。古臭いところはあるが、色々時代を先取りしている。ドラえもんのように新たな発明がどんどん登場して飽きさせないが、ハイテク万歳にあらず。斧を振り回し敵をぶっ飛ばすような野生美あふれる作品でもある。最近は急げ急げとプレッシャーかけて、主人公を分刻みで行動させようとする作品が多いが、この作品ではもっと緩やかに時間が進む。作品に影響受けたファンタジは多い。 2020/01/16

absinthe

34
高専生時代に読んだ本。当時としても古いなぁとは思いながら発想の大きさに圧倒された。こういう大風呂敷はすごいし面白い。当時のSFが太陽系で暴れまわる発想から、銀河をまたに駆ける発想に広がったのだろうか。小ネタ大ネタ出し惜しみなしの超大作。主人公に人間らしい弱みや影がないのも、ここまでくるとかえって魅力に思えてしまう。これほどスケールがでかいと神々の戦いであり人間臭さは似合わないのだ。

鐵太郎

19
技術を知り尽くした作家の描く荒唐無稽な宇宙、理論、ガジェット、異生物。破天荒な展開。衝撃のシーンのオンパレード。未来への賛歌。そして、陳腐なラブロマンスをすっ飛ばす運命の出会い。燃えるような赤銅色の髪と金茶色の目を持つ、145.5ポンド(約65kg)の美女。実を言うと英文は、中学生レベルでも半分以上追っていけるほど易しく読みやすい文章でした。これをその原文の香りを損なわず、これほどまでに格調高い日本語に仕上げた翻訳者たちに感謝。2005/10/19

kagetrasama-aoi(葵・橘)

17
レンズマン・シリーズの第一作目。壮大なスペース・オペラの開幕。わかりやすい勧善懲悪、主人公キニスンの快男児ぶり、ヒロインは今の言葉ではツンデレです(●>ω<●)。ドク・スミスはロマンスが苦手って言ってましたたが、スペオペに甘ったるい恋愛話は似合わないから良いんです!古さは感じられるけど、小隅黎氏の新訳でかなり今風に生まれ変わってます。どこを取り出しても楽しい冒険活劇です。2019/07/28

有沢翔治@文芸同人誌配布中

14
銀河系で宇宙海賊、ボスコーンが暴れていた。彼らは麻薬のシオタイトの取引や襲撃を繰り返している。  彼らに立ち向かうのは精鋭の中の精鋭、レンズマン。新人レンズマンのキムボールは戦艦のブリタニアに乗り込んで、ボスコーンの討伐へと向かった。最新兵器を搭載しているのだが……。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51506971.html2019/08/05

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