感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
24
前回の最後で魔女としての地位よりサイモンを選んだジェライスが失踪。捨てられたのかと失意の夫サイモン・トリガースが悶々としている間に、謎の異人コールダーが再び侵攻してきます。お話的にはあちこち破綻しているなぁと思うけど、ジェライスが、平たく言うと処女を失ったにもかかわらず魔術を取り戻したこと、サイモンがエストカープの魔法に匹敵する能力を持っているらしいことがわかってきます。コールダーは滅びたようだけど、次の敵が姿を現したし、無事に次の巻に興味は持ち越し。めだたしめでたし。2019/11/15
烏骨鶏
5
勢いにのって、ウイッチワールドを再読中。 この巻はあまり好きじゃなかった気がしていたが、なかなかどうして面白かった。 今の人が新訳したら、結構カジュアルな恋愛ものにされてしまうのだろうか?とか。 時代背景もあるだろうけど、当時翻訳物の読みにくさをよく周囲がくさしていたのを、今頃、ああ、この辺がね、と思いあたる。 でも、今風に訳されてもきっと自分は気に障るんだろうな。 翻訳って難しい。2022/07/10
hal0609
3
ウィッチワールドシリーズ2巻目。お話は前巻からの直接の続きで、トリガース等と侵略者との決着がつく。とは言っても、それだけなら前巻でお終いにしても良かったはずで、この作品が描かれたのは、主人公サイモンとヒロインのジェライスの関係を描きたかったのだろうと思う。 1,2巻合本で再刊してくれないかな。今読んでも古びていないと思うのだけど。2020/03/13
錯乱坊
3
サイモン・トリガースと魔女ジェライスを主人公とする魔法の世界エストカープと機械文明コールダーの戦いの完結編です。侵略者コールダーは撃破され、コールダーの世界との間の門は破壊されます。3~5巻は二人の間に生まれた3人の子供たちに主役が移り、いろいろ謎に満ちたエストカープの秘密が徐々に明らかになって行きます。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
3
☆×4.0…最初の作品よりは読みやすいです。でもやはり構成には難があるように思えます。なぜ突然にロイーズが掻っ攫われるのかが理解できませんし。この間からは3人の人物に例外が見えてきます。もちろん例外が分かりやすいのはサイモンですね。彼にはエストカープの法則を破る力を持っていますし。そして彼の妻も…おそらくコールダーのそれは人間の負の面を持っているのでしょうね。現実にあの結末からしますと…2012/09/16
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- J'AI FAILLI