創元推理文庫
影の王国〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488587062
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

王子を殺したのは豹の精霊を宿した美女。彼女との出会いがイングレイを導く。ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞を受賞した『影の棲む城』に続く〈五神教シリーズ〉第3弾。

内容説明

聖王の第三王子が死んだ。手篭めにしようとした侍女に殺されたらしい。遺体を都に運ぶため派遣されたイングレイは、殺人者だという美しい娘イジャダを見て驚愕する。彼女は古代ウィールドの戦士のごとく、豹の精霊を宿していたのだ。自らも狼の精霊を宿すイングレイは彼女に興味を抱く。ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞受賞の『影の棲む城』に続く“五神教シリーズ”第三弾。

著者等紹介

鍛治靖子[カジヤスコ]
東京女子大学文理学部心理学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

21
★★★ 主人公のイングレイが1冊目のカザリルとかぶる。今回は神ではなく精霊の話だけど、内容は前2部のミックスみたいだ。後半に期待。2019/02/07

tom

20
シリーズ最終巻。これまでの舞台「チャリオン」から遠く離れた国で物語は展開する。前二巻の登場人物は、今のところ現れない。世界は神と人間と霊で構成されていて、魔術師なる者が人間と示し合わせて陰謀をたくらむ。人間の中には、狼やら豹、熊の霊?が体の中に住み着き、特別の役割を果たす者も。主人公もその一人・・。こんな設定だし、書いてみると何が面白いのかという気がしてくる。でも、このシリーズ、私は楽しい。よくもまあ、こんな物語を頭の中で創り出す人がいるものよと驚くばかり。というところで、下巻に走る。2025/01/24

えむむ

10
前2作と比べると読むのに時間がかかったけど、終わりにかけてだんだん読みやすくなった。下巻へ。2023/07/28

夜の女王

9
☆☆☆☆ 最初背景設定が全く思い出せず苦労。五神教シリーズはビジョルドの中でも世界観が一番面倒くさいんじゃないだろうか。にもかかわらず、面白くてどんどん読ませる所はさすが。読んでるうちにだんだん思い出してきましたが、この曲者の神々に触れられた者は人一倍苦労する定め。主人公イングレイもまた神のコマとして幾多の障害を乗り越えなくてはならない。とはいえ、今回のヒーローはハンサムな25歳(珍しい!)の青年。表紙を見るだけでも美味しい気分♪2013/01/01

Chikara Tonaki

7
五神教シリーズ第3段。今度はチャリオンではなくてウィールドが舞台。チャリオンがイベリア半島の国ならウィールドはドイツかな?しかし、五神教シリーズの 前作を読んでいて神々の立ち位置や魔術師の成り立ちとかを知ってるから物語に入りこめてるけど、この話から読んだ人にはキツいのではないだろうか。上巻読んだ限りではウェンセルが怪しすぎるとしか言えない(^^;;2020/01/22

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