内容説明
友だちになった人間を救おうとして、瀕死の傷を負ったフラレカナ。不思議な力によって回復した彼を迎え、群れは餌場を求めて“世界の果ての氷”へ向けて旅立つが、そこにかつての豊かな海はなかった。彼らは残された餌場を求めて極洋を渡る。だがそこでも、人間たちの魔手と、彼らのつくった“見えない火”の脅威が待ち受ける。『歌うクジラ』三部作完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山積み
2
クジラ三部作の最後。ザトウクジラ以上にでっかいある生き物との戦い、氷の下息つぎ穴を探しながらの命懸けの旅、フラレカナが背負った任務…前二作以上にハラハラ。マークいいな…巨体のクジラがウキウキ寄ってきたらかわいかろう…これだけコミュニケーション取れたら楽しかろう…。出産の場面で1頭産まれる度に仲間が歓迎の歌を歌ってあげるのがすごくかわいい。歌の内容も素敵。三作通して徹底してクジラの視点で語られるのが面白かったし、優しさや思いの深さを表す言葉がどれも素敵だった。 2018/08/03
いちみ
0
お話は面白いのだが、日本人的には、、、クジラを捕る人間は無条件に”わるもの”っといういかにもな図式には、ちと反感2005/07/25
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