創元推理文庫<br> 英国幽霊屋敷譚傑作集

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創元推理文庫
英国幽霊屋敷譚傑作集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488584108
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

英国の建築物は、呪われているほど価値がある
贅を尽くしたヴィクトリア朝の
ホーンテッド・マンション・ストーリー13篇

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。殺人や凶事が起きた建物を巡る趣味もあり、幽霊は現在でも英国人の親しき隣人である。僧院屋敷、領主屋敷、高級邸宅、灯台など様々な建物を舞台とする怪異譚を集成する本書には、ポオ風のゴシック物語から推理小説風の逸品、実話風怪談にゴーストハントものなど多彩な13編を収録する。本邦初訳作多数。編者あとがき=夏来健次

■収録作品
エマ・ホワイトヘッド    「幽霊屋敷」
マーガレット・ヴァーン   「幽霊屋敷」
シャーロット・リデル    「開いた扉」
マーガレット・オリファント 「開いた扉」
ウィリアム・マッドフォード 「ブレイクスリー屋敷の幽霊談議」
アンドルー・ラング     「奇談の屋敷」
J・E・プレストン・マドック「バロカン屋敷の幽霊」
J・E・プレストン・マドック「ライスリップ僧院屋敷の幽霊」
チャールズ・オリア     「パディントン領主屋敷の幽霊」
ダドリー・コステロ     「ヨークシャーの幽霊屋敷」
フランシス・ブラウン    「農場屋敷の幽霊」
チャールズ・F・F・ウッズ  「岩礁の幽霊灯台」
アーサー・コナン・ドイル  「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」


【目次】

内容説明

英国では奇妙なことに幽霊が居着いている物件ほど高く評価される傾向にある。殺人や凶事が起きた建物を巡る趣味もあり、幽霊は現在でも英国人の親しき隣人である。僧院屋敷、領主屋敷、高級邸宅、灯台など様々な建物を舞台とする怪異譚を集成する本書には、ポオ風のゴシック物語から推理小説風の逸品、実話風怪談にゴーストハントものなど多彩な13編を収録する。本邦初訳作多数

著者等紹介

夏来健次[ナツキケンジ]
1954年新潟県生まれ

ラング,アンドルー[ラング,アンドルー] [Lang,Andrew]
1844‐1912。スコットランド出身の著作家・人文学者。詩・小説・随筆・評論・翻訳・民話収集・民俗学・心霊学等々守備範囲は多岐にわたり、多能多作の碩学として世界的に名高い

ドイル,アーサー・コナン[ドイル,アーサーコナン] [Doyle,Arthur Conan]
1859‐1930。正式名サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle)。名探偵シャーロック・ホームズや冒険科学者ジョージ・チャレンジャー教授等のシリーズの産みの親として歴史的・世界的な巨匠小説家。ノルマン系アイルランド人の家に生まれ、祖父ジョン・ドイルをはじめ一族には画家が多く、とくに父親チャールズ・アルタモント・ドイルと伯父リチャード・ドイルは神秘的な幻想画で知られ、そうした血脈を受け継ぐかのように晩年は心霊主義に傾倒するなど、本書の方向性とも浅からぬ面をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sin

56
タイトル通り英国の幽霊屋敷譚傑作集であるが、屋敷の構造になぞらえて各作品を配置する趣向がなされているので、読者はそれぞれの戸口に立って幽霊譚に遭遇する。英国では由緒ある屋敷に幽霊は付き物のようだが、大抵の物語の当事者は科学的な観点から物事を判断出来る理知的な人物のようで⋯「幽霊だって?」笑いながらそう声をあげるように懐疑的だが、その態度自体読者に幽霊と云う存在の信憑性を印象づけるテクニックに過ぎないので、いざ怪異に遭遇した後を含めて、話は代わっても当事者たちを類型的に感じさせてしまうように思えてならない。2025/08/05

翠埜もぐら

19
幽霊話・恐怖話が好きなのですが、ビクトリア朝の古色蒼然とした「屋敷」での話が一番好きなのかもしれません。妙な言い回しですが、一番安心して読んでいられる。幽霊話は因果応報がつきものですが、山中だったり船だったりだと逃げられない。「屋敷」だととりあえず逃げ出せば何とかなる?アクティブではないむしろそこに囚われているパッシブな幽霊達。でもたまに幽霊ではなく詐欺師も出るのね。「ゴアズソープ屋敷の幽霊選び」ドイルのこう言うユーモアって好きだわぁ。2025/08/31

くさてる

17
ヴィクトリア朝の英国を舞台に掻かれた幽霊屋敷ものアンソロジー。いかにもヴィクトリア朝の英国の怪奇譚で、どれも違う作家の作品で展開もそれぞれなのに、古めかしく優美な雰囲気は共通していて、そこが良かった。と思っていたら、最後のコナンドイルだけ現代的なユーモアがあふれていてそこが良かった。こういうところが現代でもドイルが読まれている理由かなあと思ったりしました。2025/10/15

おだまん

13
ヴィクトリア朝イギリスのホラーアンソロジー。作者も作風も色々ですが、ゴシック風なのがやっぱり好き。当時の雰囲気が味わえる。現代に繋がる西洋の幽霊なんだなぁ。唯一名前を知っていたドイルの力量はさすがだとあらためて。ササッサ谷の怪に載っているとのことなのでそちらも読んでみたいと思う。2025/08/16

まさ☆( ^ω^ )♬

12
19世紀の英国で書かれた、幽霊屋敷を舞台にした幽霊譚の短編集。様々なテーマで短編が2作以上選定されており、読み比べの楽しさがあった。応報と理不尽というテーマで選出された三作が面白かったかな。たまたまそこに居合わせただけなのに祟りにあってしまう理不尽な展開がホラーの王道というか、避けられない怖さみたいなものを感じる。それにしても、この時代の小説は情景描写が細かくて読むのに集中力がいる。現代のエンタメ系の小説がいかに読み易いかが良く分かる。その分じっくり読もうと意識するので、読了した時の満足度が高いのだ。 2025/08/04

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