創元推理文庫<br> 誓いのとき―タルマ&ケスリー短編集

創元推理文庫
誓いのとき―タルマ&ケスリー短編集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488577032
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

一族を皆殺しにされ、たったひとり生き残った女剣士タルマ。傷ついた女性を癒すという魔法の剣に導かれ、タルマとの運命的な出会いを果たす女魔法使いケスリー。ふたりは見事に復讐を成功させ、姉妹の絆を結んで一族再興を誓う。傭兵稼業にいそしむふたりはいつしか伝説となり…。長編『女神の誓い』『裁きの門』で好評を博した“血の姉妹”の物語をすべて収めた待望の短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

N氏@読書家さん漫画描いてます

12
タルマ&ケスリー(とワール)の物語も終わってしまった。今回は短編集でしたが、どれも面白かった。このシリーズは台詞のセンスが良い。「ふたりはここに馴染むと思うかい?」「上等の手袋をはめるみたいにぴったりだと思うね」(P223)2018/02/28

Masa

10
読了。あまり短編集って好きではないのですが、これは非常にいい短編集でした。タルマとケスリーという二人のキャラクタがただ魅力的なのではなく、しっかり創られているからこそ、短編でもその魅力を発揮できるのではないかなぁ、と。書き下ろしの二作がずば抜けていい! 期待していた以上の内容で、他シリーズを読むのが楽しみになりました。2021/05/31

しまっち。

5
前作のその後の、ここからが一族再興の本番の物語、学校で教えるタルマとケスリー、そこにジャスティンとアイカンも参加、そしてケスリーとジャドレックの子供たちとその成長、ワールも活躍、と読み応えがあって満足。タルマが生徒に諭す言葉、諭し方が見事です。本編中に語られなかった短編も面白かった。レスリックも一応気になるキャラであったので語られてよかったね。この二人のシリーズには人生における教えが盛り込まれているような、ストーリーを追うだけでない面白さがあった。2014/08/13

m.murasaki

5
「もとめ」引きずりまわされてる時代から、ちょっと大人しくなった後、念願の一族復興に向けて進み始まった時代まで。タルマは良き先生に、ケスリーはよい家族を得たようで、楽しい短編集でした。このふたりの地に足のついた感じはやっぱりいですね。2011/05/07

桂花

4
二人と一匹の歩みを辿る短篇集。また女神~から読み返したくなります。エンドレス…表題作の誓いのとき、初読時は子どもたち目線でドキドキ&夢の結婚・学園生活に憧れましたが、子育て世代の今、タルマとケスのラストの台詞が突き刺さりました。思えば、シリーズ読みだしたのは仕事始めた頃で、「女性二人組」のあれこれに共感し、慰められたからでした。いつか、次世代物語の運命の剣のおばあちゃまな二人の心に寄り添う日が来るのを楽しみにしてる、本棚の常連シリーズです。2013/05/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/527794
  • ご注意事項