内容説明
“唯一の者”の娘ノレスを殺せ―女伯爵の命を受け旅立った親衛隊員ミットは、ノレスこそがデイルマークの真の女王となるべきことを知る。一方、現代の少女メイウェンは二百年前の世界に送り込まれ、ノレスとなってミットや詩人モリルらとともに王冠を探す旅に。が、彼女にしか聞こえない不思議な声が、何かを目論みメイウェンにささやく…。ファンタジイ四部作、ここに完結。
著者等紹介
三辺律子[サンベリツコ]
白百合大学大学院修了。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
21
唯一の者の娘ノレスを殺せ。女伯爵の命を受け旅立った親衛隊員ミットは、ノレスこそがデイルマークの真の女王となるべき事を知る。一方、現代の少女メイウェンは、二百年前の世界に送りこまれ、ノレスとなってミットや詩人モリルらと共に王冠を探す旅に。だが彼女にしかきこえない不思議な声が、何かを目論みメイウェンに囁く。ファンタジイ四部作、ここに完結。2005/05/18
がる
9
再読。シリーズ完結。やっぱりおもしろかった♪ 年に一度は再読したいかも♪ (このシリーズもっと書き続けてほしかったなー。)2013/11/28
斑入り山吹
7
読む手も止まらず一気に4巻全部読んだ。ひどく感動したが、1読で理解できず、次にじっくり4巻読んでからのこの感想。2巻のように、ミットとメイウェンの世界が全然違う。どう出会うのか、というと、そういう!!モリルもキアランもネイヴィスもいて、最終巻にふさわしい揃い方だ。1巻から3巻までは1年おきに出ていたのに、この巻は3巻が出てから14年も経っている。初期の3巻にはあまり見られなかった、話がどこに行くか分からない、というジョーンズ氏らしさがこの巻にはしっかりある。いやあ、素敵な終わり方だった!2015/05/16
mabel
5
デイルマーク、4冊目にして最終巻。この作者、本当に容赦ない。誰もが納得する聖人なのような人なんて世の中にはいるわけなくて。登場人物みんながすごく人間臭いところも魅力。読んでよかった!2012/10/24
紺。。。
3
再読。あっという間に最終巻…。人物造形と構成力が圧倒的。すべてが綺麗に収まっていくところがすごい!そしてラストが、個人的には好みドンピシャです。二周してもまだ読み飛ばしがあるような気がしてならない…もう一周必要かも…。2014/05/10