創元推理文庫
キング・コング

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488569013
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

失業中の身の上から一転、映画の主演女優に抜擢されたアン。ロケ地に向かう“漂泊者号”がたどり着いたのは、髑髏のような山を頂く孤島だった。到着の夜、アンが島民たちに誘拐され、奪還のため奥地に踏み込んだ撮影隊は、恐竜や巨獣が跳梁跋扈する、有史以前さながらの世界を見る。そして、島民が神と畏れる「コング」が、その巨大な姿を現す!映画史上不朽の名作、完全小説化。

著者等紹介

石上三登志[イシガミミツトシ]
1939年東京都生まれ。明治大学卒業。映画、ミステリ、SF、漫画等の評論をはじめ、映画雑誌の責任編集、脚本、翻訳等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たみ

11
映画草案の小説化。冒険シーンが多くて驚いた。未知の島への航海、島で出会う怪獣たち、わくわくにハラハラ、谷底の蜘蛛が気持ち悪かった。個人的な印象では冒険7割、ロマンス(女優と航海士)3割に感じた。一等航海士のドリスコルも、船のみんなもタフでかっちょいい!ただ、勝手な思いこみで異類婚姻譚のつもりで読んでいたので、女優・アンが航海士と恋に落ちたときに(え、コングは?)とギョッとし、最後までコングと心を通わせられなかったのが残念だった。コングに愛情があるかのような記述が切ない。映画も見なくちゃ。2014/05/06

風竜胆

9
野生も文明の前には、所詮は滅びゆく運命だということだろうか。コングの最後には、悲哀が感じられる。   2013/06/07

スプリント

8
テンポよく話が進む冒険活劇。 コング以外にも魅力的な未知の巨大生物が登場します。 2019/07/16

3
2015年初読了の小説は・・・これ! 怪獣映画の原点といえる名作の原作小説・・・ではなくて、ノベライズ。1930年代(昭和ヒト桁!)の冒険小説だけあって展開が早い早い。コングがニューヨークに連れてこられて、エンパイヤステートビルでの有名なラストシーンまで約20ページ。表紙イラストの翼手竜対コングなんて、たった6行ですよ。まさに古き良き冒険活劇であります。小説本編は200ページ程度ですが、その後、石上三登志氏によるキング・コング論が40ページにわたって続き、これが最高に楽しいので、その分おまけで星5つ。2015/01/07

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