創元推理文庫<br> 地球の中心までトンネルを掘る

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創元推理文庫
地球の中心までトンネルを掘る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488568054
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

読み終わった後、小説自体や登場人物を
大切な友達のように思う自分がいる。
それは最高の読書をしたということなんじゃないか。
津村記久子(特別エッセイより)

ヘンじゃない、がむしゃらなだけ。

発火体質の青年の恋のゆくえ、由緒正しき
がらくた博物館のお仕事などを描く、
とびきり奇妙でとびきり優しい短編集。

全米図書館協会アレックス賞受賞作

事情を抱えた親たちの依頼を受け、あちこちの子どもの〈お祖母ちゃん〉を演じて報酬を得ているベテラン女性。折りヅルを使った遺産相続ゲームに挑む男たちと、それを眺める十二歳のぼく。大学卒業後、何をするでもなく生きてきたある朝、ふと裏庭にトンネルを掘り始めた三人の若者――。とびきり奇妙で、けれど他人とは思えない人々が織りなす11 の物語。シャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞を受賞した珠玉の短編集。文庫版特別エッセイ 津村記久子

■目次
「替え玉」
「発火点」
「今は亡き姉ハンドブック:繊細な少年のための手引き」
「ツルの舞う家」
「モータルコンバット」
「地球の中心までトンネルを掘る」
「弾丸マクシミリアン」
「女子合唱部の指揮者を愛人にした男の物語(もしくは歯の生えた赤ん坊の)」
「ゴー・ファイト・ウィン」
「あれやこれや博物館」
「ワースト・ケース・シナリオ株式会社」

内容説明

代理祖父母派遣会社のエースとして、核家族の子どもの「ばあば」を演じて報酬を得る女性。自分の中の発火遺伝子に怯えながら、製菓店の娘に恋する青年。大学卒業後、何者にもなれず生きてきたある朝、ふと裏庭にトンネルを掘り始めた三人の若者―とびきりヘンで、優しく、がむしゃらな人々を描いた珠玉の短編集。シャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞受賞作。

著者等紹介

芹澤恵[セリザワメグミ]
成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちゅんさん

51
すごくいい短編集だった。少し(かなり?)世間の標準からズレた登場人物たちの苦悩や孤独、繊細な優しさなどを奇想天外なアイディアで読ませてくれる。この本を読むと人の善意や良心を信じたくなる。これからも一生懸命に誠実に生きようと思わせてくれる素敵な一冊。2025/01/10

tom

26
いかにも日常というふりをしながら書き進めて、そこに現れるのは、微妙に非日常、あるいは極端に非日常という空間。これが独特な面白さを産んでいるという読後感。ただし、面白いと思ったのは、「モータルコンバット」のヒリヒリとした少年二人と「あれやこれや博物館」の男と女の感情。残念ながら、表題作は私には、何なのさという感じ。これは好みの問題だと思う。「あれやこれや」で働く女性主人公の語りは、しみじみ良いなと思ったのでした。2024/08/24

ヘジン

14
『リリアンと〜』がよかったのでこちらも。風変わりな設定に置かれた不器用な人達の物語を通して、人生の真理を垣間見たり、希望を持てたりするような話がたくさん。『替え玉』たとえ偽物の関係でも期間限定でも、最初から何もなかったよりは意味がある。『ツルの舞う家』カオスの最後の最後にふと胸が熱くなる文章を持ってこられて、あーやられた。『モータルコンバット』と『ゴー・ファイト・ウィン』自分はヤングアダルト小説も恋愛小説ももはやさほど好まないが、これはとてもよかった。津村記久子さんの特別エッセイも収録。本書を大絶賛。2023/12/13

魚子

5
ぐるぐる考えすぎて情熱や思いやりが違う方向へ向かってしまう登場人物たちの人間味。彼らは間違いなく“生きづらい”んだろうけど、どうしたって魅力的。とてつもなく愛おしいし、彼らを好きだと思える自分でよかった。2024/01/05

ひめの

4
ケヴィン・ウィルソンの短編集。どこか満たされない人生をおくる不思議な生活をする人たちの物語。印象的なのは『替え玉』祖父母派遣サービスで祖母ちゃん役で働く女性。ある家族への派遣をきっかけに誇りをもっていた仕事に疑問を持つ。『女子合唱部の指揮者を愛人にした男の物語』歯が生え揃った赤ちゃんがかわいく、どこか不気味に描かれそれが気になって話が入らない。『ゴー・ファイト・ウィン』いやいやチアリーダーをやる女の子、周りに馴染めないが男の子と出会い少し変わる。どれも人々の微妙な心の変化が読み取れて好き。考察も楽しい。2023/12/30

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